にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

不思議だけどうれしいこと

2011年09月07日 | 日々のこと
きのう、ひさしぶりの友人と会いました。

ちょうど数日前が彼女の誕生日だったので、このあいだ作ったポストカードを何枚かプレゼントしようとしたら、「買うよ。だってそのお金は義援金にするんでしょう?」と言われました。

ポストカードを販売してみない?とむつみねえさんに言われた時と同じくらい、びっくりしました。

どう説明していいかわからないのですが、イラストを描くことは、わたしにとっては自分のため(いろんな色をぬったり絵を描くだけでこころが落ち着くので、セラピーに近いかもしれません)なので、それが誰かに喜んでもらえたり、お金を払ってもらえたりするのは、ありがたい半面、不思議で実感がまだ湧かないのです。

歌を歌うこともそうです。

でも、それが誰かに喜んでもらえて、さらにわずかでも被災地の方々のお役に立てるのなら、こんな嬉しいことはないです。

たとえば、わたしが自分で2000円義援金として寄付することと、わたしのポストカードを20枚買っていただけて、その2000円を義援金にするのとでは、金額は同じでもプロセスが違うので、意味合いもすこし違ってくる気がするのです。

以前から考えていることなのですが、お金ってほんとうに不思議で、たぶん突き詰めて考えれば資本主義の問題や、いろんな哲学的な問題(贈与とか交換とか)にかかわってくる気がするので、表面的なことしかわからないのですけれど。

なんだか不思議で、でもそうやっていろんなひととつながっていけるのなら、うれしい。

もしかすると、今回のポストカード販売や、いろいろな音楽活動をしていくことは、自分で自分をがんじがらめにしていた「何か」を解き放つきっかけになるかもしれません。

明日は、次回のむつみねえさんのライブで販売する新しいポストカードをつくる予定です。