ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

別れの季節です。  「ありがとう」

2014年03月29日 20時24分14秒 | Weblog
 夕べの続きになります。
 同僚と知人の親子が、沖永良部島を出発する日が遂にやってきました。

 まず、船で出発するTさん親子の見送りです。
 この時期、上り(沖縄→鹿児島)の船のダイヤはあってないのと同じです。

 各島々から出荷されるジャガイモや花のつまったコンテナが大量にあるからです。
 
 南風が強めに吹いていたので、島の東岸のリーフには白波が立っています。
 案の定、和泊ではなく、伊延港からの出港になりました。

 私が着いた時には、Tさんの送別の出発式が行われていました。
 Tさんは沖永良部高校の先生です。
 勇壮なエイサーの太鼓の音が響いていました。

 たくさんの高校生、娘さんの同級生の小学生のみなさんや保護者の方々も集り、盛大にお別れの出発式がそれぞれに行われました。

 が、荷積みに時間がかかり、結局、2時間遅れの出港。

 Tさん親子と島に残るみなさんをつなぐ紙テープが強い風に揺れながら、どんどん伸びていきます。

 

 紙テープが一本、一本と切れ・・・そして、船はどんどん小さくなっていきます。

 

 私も精一杯、「ありがとう」の気持ちを込めて手を振りました。

 

 岸壁に残った紙テープの片づけを済ますと、今度は沖永良部空港への移動です。約8㎞の道のりです。

 Tさん親子の乗った船とは競争みたいになります。

 

 「きっと今頃は、デッキの垂れ幕や紙テープの片づけをしているんだろうな」と思いながら、車を空港に走らせます。

 
 空港に着くと、たくさんの見送りの方々で騒然となっています。
 どこかの中学校なのでしょうか、ブラスバンドの音も聞こえてきます。
 沖永良部空港は小さな空港なので、ぎりぎりで搭乗することもできます。鹿児島空港だったら、保安検査の関係で早めのお別れですが、沖永良部ではゆったりとお別れすることができます。

 そして、こちらは定刻通りの17時、同僚を乗せた飛行機は南風の力を借りてtakeoff。

 

 和泊港の上空辺りでしょうか、左側にターンして進路を北にとって、そのまま雲間に消えました。


 残念だったのは、霞がひどかったので、Tさん親子を乗せた船と同僚を乗せた飛行機を一枚の写真に収められなかったことでした。
 空港の送迎デッキから徳之島方面をのぞめば、できたと思うのですが・・・・・

 同僚は新築の家に、Tさん親子は4年ぶりの家族との同居、幸せになってほしいと願います。

 さあ、私は明日も朝から仕事、仕事です。
 今日一日、引っ越しの手伝いや見送りに使いましたが、まだまだたまっている年度末の仕事があります。
 彼らとの思い出を胸にがんばらなくっちゃね。


 
コメント
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