シロバナモジズリ・2～いせまいり公園

　いせまいり公園の芝生で見つけた「シロバナモジズリ（白花捩摺）」。ラン科ネジバナ属の多年草で、ネジバナの白花種をこのように呼ぶ。シロバナモジズリは5年前に園芸店で処分されかけていたクリスマスローズのポリポットに生えているのを見つけ、それを400円で購入して庭に植えた。それが3年前には2株に増えて喜んでいたが、2年前にはまた1本になり今年はついに顔を見せなかった。隣のクリスマスローズは毎年咲いているが、植える時にもう少し離しておけば良かった。そもそもシロバナモジズリは、当地ではこれまでに長久保交差点、首都大学東京キャンパス、蓮生寺公園で1本ずつしか見ておらず、それらは数年後には姿を消している。普通のネジバナよりも生命力が弱いのかも知れない。

ツボクサ・2～花

　セリ科ツボクサ属の「ツボクサ（壺草･坪草）」。関東地方以西の野山や道端に生育する。花は葉茎から1～2本の短い花茎を伸ばし先端に直径4～5ミリの花序を付けるが、葉の下に隠れて見つけにくい。花序には数個の花があり、ひとつの花の花弁は5枚で雄蕊は5本ある。