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クラマゴケ

 大塚東公園の林縁に群生している「クラマゴケ(鞍馬苔)」。イワヒバ科イワヒバ属の常緑シダ植物で、山地の日陰でやや湿った場所に生育する。名前は京都の鞍馬山で発見されたことに由来するが、日本全土に生育している。葉には2つの形があり、ひとつは“腹葉(ふくよう)”と呼ばれるもので、卵型で長さ2ミリほどの葉が左右交互に付いている。もうひとつは“背葉(はいよう)”と呼ばれるもので、茎の背面にやや小さい葉が茎に密着し茎と同じ方向を向いている。写真では少しわかりにくいが茎の部分にやや小さい縦向きの葉が確認できる。

『鞍馬天狗のうた』
作詞:西亀之貞 作曲:古関裕爾 昭和33年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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カラタチバナ

 サクラソウ科(←ヤブコウジ科)ヤブコウジ属の「カラタチバナ(唐橘)」。“唐”の名が付くが関東から沖縄地方まで日本に自生する種で、その名の由来は諸説ある。ミカン科のタチバナの花に似ているからとも言われるが、果実の様子はずいぶん違う。ヤブコウジが“十両”と呼ばれるのに対して、カラタチバナは「ヒャクリョウ(百両)」となる。
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