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アメリカホドイモ・1~野猿街道

 野猿街道“野猿峠”付近の道端に咲いている「アメリカホドイモ(亜米利加塊芋)」。マメ科ホドイモ属の多年草で北アメリカ原産。日本には明治時代に渡来した。ひとつの蝶形花は直径1センチほどでボール状になり、ホドイモとはずいぶん形が異なる。花には芳香があると言うが、爽やかな香りではなくムッとするような独特な匂い。これを乾燥させればお茶になるようだ。地下茎は肥大化して食用になる。栄養価が高くアメリカの先住民には貴重な食糧であったため「インディアンポテト」の名前がある。
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アカザ・2~茎

 ヒユ科(←アカザ科)アカザ属の「アカザ(藜)」。春に見た時の背丈はせいぜい30~40センチの草だったが、先日見に来ると、高さは2メートルを優に超えていた。写真はその茎で太さは直径3センチほど。とても一年草の茎とは思えないほど固い。秋に葉が落ちた後、乾燥させて表皮を削って磨けば“あかざの杖”が出来る。中国では仙人の杖と言われ、七福神の寿老人、福禄寿、更には水戸黄門が持っている杖もアカザだそうだ。軽くてそこそこの耐久性があるという。
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キハギ・2~開花

 首都大学東京キャンパスの林縁に生育する「キハギ(木萩)」。マメ科ハギ属の落葉低木で、ヤマハギなどと比べると幹がしっかりしているので“木本”と認識され名付けられている。とは言え幹の太さは直径1.5~2センチで、風が吹けば揺れる。花径は1センチほどで旗弁と翼弁に淡紫色の模様が入り美しい。
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