元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
シラキ・9~種子
長沼公園“栃本尾根”の東斜面に生育している「シラキ(白木)」。トウダイグサ科シラキ属の落葉小高木で、5~7月に花序を出し秋に果実が稔る。樹高は4~5メートルで果実が高い枝だけに付いているので、藪を掻き分けて樹の根元で見つけたのが写真の果実と種子。果実は直径2センチほどの三角状球形で3室からなり、種子は直径8~9ミリで表面には黒い虎斑がある。
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コバノガマズミ・6~長沼公園
長沼公園“栃本尾根”の道端で見られる「コバノガマズミ(小葉鎌酸実・小葉莢迷)」。ガマズミ科(←レンプクソウ科←スイカズラ科)ガマズミ属の落葉低木で、春に純白の花を咲かせ秋に果実が赤熟する。ガマズミの大きな丸い葉に比べて、本種の葉は細長い。
高尾山で最初に発見された植物リストには『タカオコバノガマズミ』の名がある。“林業試験場研究報告(昭和54年)”によると、タカオコバノガマズミはテリハコバノガマズミ(ガマズミの海岸島嶼型)のうち果実が橙黄色を付けるもので、高尾山北部の尾根での生態調査の際テリハコバノガマズミの中に混生していたものが発見されたとのことだ。
高尾山で最初に発見された植物リストには『タカオコバノガマズミ』の名がある。“林業試験場研究報告(昭和54年)”によると、タカオコバノガマズミはテリハコバノガマズミ(ガマズミの海岸島嶼型)のうち果実が橙黄色を付けるもので、高尾山北部の尾根での生態調査の際テリハコバノガマズミの中に混生していたものが発見されたとのことだ。
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オオバウマノスズクサ・3~種子
ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の「オオバウマノスズクサ(大葉馬の鈴草)」。関東地方以西に生育するつる性多年草で、5~6月にサクスホーンのような面白い形の花を咲かせ、秋に果実が稔る。写真は逆光でわかりにくい写真になってしまったが、果皮が裂けて中の種子が見えている。種子は5~6ミリで表面は粘性がある。これは奥高尾“もみじ平南巻き道”のものだが、この後、光線を当てようとして蔓を動かしたところ、種子の塊が谷に落ちてしまった。
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