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カイノキ・6~偶数羽状複葉

 ウルシ科カイノキ属の「カイノキ(楷樹)」。その名は中国名の楷樹に由来し、老木になると樹の芯が腐って空洞ができることから「ランシンボク(爛心木)」とも呼ばれる。孔子の墓にその弟子がカイノキを植えたことから“学問の木”ともされ、孔子関連や教育関連の施設に植栽されることが多い。この偶数羽状複葉が綺麗に揃っていることから“楷書”の名はカイノキに因んでいる。ウルシ科の樹らしく秋には綺麗に紅葉する。これは下柚木“大学セミナーハウス”に植栽されているもの。
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ヤマウルシ・2~果実

 奥高尾“もみじ平南巻き道”で見られる「ヤマウルシ(山漆)」。ウルシ科ツタウルシ属の落葉低木で樹高は4~5メートル。先日は綺麗な黄葉が見られたが、葉はすっかり散って果実が寂しくぶら下がっていた。果実の直径は5~6ミリで外果皮には細かいトゲがある。外果皮が裂開すると縦縞のある淡褐色の中果皮が出てくる。ヤマウルシの樹液に触れるとかぶれるので要注意。
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ヤマミズ

 高尾山で多く見られる「ヤマミズ(山みず)」。イラクサ科ミズ属の一年草で草丈は5~10センチ。山地のやや湿った場所に生育し花期は9~10月。雌雄同株で雄花と雌花が固まって混生する。写真は果実の様子で長さ1~1.2ミリの褐色の細長い果実が見える。これは高尾山“蛇滝道”のもの。
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