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イヌブナ・5~黄葉

 高尾山に多く生育している「イヌブナ(犬ぶな※)」。ブナ科ブナ属の落葉高木で樹高は20~30メートルになる。“4号路”にはキッコウハグマやオクモミジハグマなどが多くまた春には色々なスミレも見られついつい足元を見ながら歩いてしまう。吊り橋の“みやま橋”を過ぎると登り坂がきつくなり目線がどうしても下に向くが、この時期は目線を上げて様々に色付いた樹々の紅葉を見るのが良い。写真はその急坂の途中で見たイヌブナの黄葉。
 ※ぶなの漢字は木へんに無。
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コダチダリア・2~花

 キク科テンジクボタン属の「コダチダリア(木立だりあ)」。メキシコ原産の多年草で背丈は3メールほどで、中には5メートルになるものもある。生まれ故郷では周りに背の高いライバルがたくさんいて、競争に勝つためには高く伸びるしかなかったのだろう。学名の“Dahlia imperialis”を直訳し「コウテイダリア(皇帝だりあ)」とも呼ばれている。いつもは見上げて撮っているが、今回は花の部分に注目。頭花の直径は15~20センチで周囲には8枚の舌状花がある。内側はすべて長さ1.5センチほどの筒状花。筒状花は外周から順に咲くが、写真では外側の花は雄性期を過ぎて雌性期になり雌蕊の柱頭が2裂している。内側はまだ雄性期で雄蕊の葯が合着して筒状になった集約雄蕊になっている。中心部分は蕾の状態。
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ヤマホオズキ・4~若い果実

 ナス科ホオズキ属の「ヤマホオズキ(山酸漿)」。関東地方以西の山地に生育する多年草で、草丈は50~60センチ。良く分枝して横に拡がる。花期は8~9月で果実は液果。花後に萼片が大きく育ち果実を包み込む。写真の右奥にはまだ萼片をかぶった果実が見える。果実の直径は1センチほどで晩秋に赤く熟す
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