読書録「マイ京都慕情」3
著者 みうらじゅん
出版 新潮社
p68より引用
“京都ほど祭りの多いところもないだろう。
年がら年中、春夏秋冬、どこかしらで祭りは
繰り広げられ、そのたびイチャイチャした
カップルがデートの一環として繰り出すわけ
だ。オレは祭りが大嫌いになった。”
目次から抜粋引用
“大将軍
北野天満宮
三条大橋
哲学の道
京大西部講堂”
イラストレーターで今はゆるキャラの生み
の親として有名な著者による、生まれ故郷の
京都をめぐる一冊。
著者の実家のあった周辺から漫画家ひさう
ちみちお氏との対談まで、著者思い出の写真
や資料とともに書かれています。
上記の引用は、京都のお祭についての一節。
今丁度祇園祭が行われている所ですが、
ニュースで見る人混み具合だけで、酔いそう
になります。京都の夏は暑いとよく聞きます
が、人が集まりすぎてその体温で暑くなって
いるのではないかと思うくらい、祭りの盛り
上がり時には人が居ますね。
著者の仏像好きや凝り性は、京都の街中の、
本物の京都人として生まれ育ったのが、大き
な要因なのかなと思います。
子供のうちに、歩いていける範囲に多くのお
寺や神社があるという環境は、好きになった
時にはより多く接することが出来て、いいも
のなのでしょうね。
著者の思い出に偏ってはいますが、京都の
案内書として、写真も数多くあっていいので
はないかと思います。
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