7月4日、朝から恨めしくも快晴。
8時30分から点滴を開始。
左手首から10センチほど下がった
静脈のあたりに注射。
看護師あやまって、大量の血をこぼす。
シーツが赤く染まる。
静脈注射と空腹で、意識が朦朧としてくる。
午前11時10分前、手術室からの呼び出し。
エレベーターで2階に降りる。
歩いて手術室に向かう気まずさを感じる。
初めて見る手術室内部。
5つか6つの手術室が集合した効率的なつくり。
濃緑の手術着を着せられ、
光が煌々とたかれた手術室へ入る。
マスクをした麻酔科の医師が、
麻酔液の注入を説明する。
いつのまにか濃緑の手術着は脱がされ、パンツ一枚の状態。
麻酔液が注入され、マスクがかけられる。
マスクからは酸素を吸入されるが、突然意識を失う。
「暗闇」の時間。
またもや突然意識の回復。
鼻に挿入されたチューブに違和感を覚え、目を開ける。
ノドが痛い。
呼吸を確保すべく人工呼吸器の管が喉元まで挿入されていた模様。
「森さん、手術は無事終わりましたよ。」の声。
当たり前だが、記憶が欠落している。
酸素を吸入されてから、鼻のチューブの違和感まで地続きだ。
回復室では、「仕事体験」の一環として中学生が写真を撮っている。
ニートが増えているからといって、中学生を術後の現場まで招くのはどうか…と疑問を抱くが、依然朦朧。
ベッドの状態のまま病棟まで戻される。
足の痛みはない。
ノドの違和感が酷い。
イガイガとした状態を水で解決したいが、口にできず。
しきりに唾を飲み込む。
やがて意識も正常な状態に。
執刀医の説明を受ける。
「手術自体は非常にスムーズに進みました。27分という短時間で終了しました。」
「麻酔がかかりにくかったので、結局2時間かかりました。」
「関節鏡で撮影した半月板の状態です。やはり大きく裂けていました。」
「関節の後ろは裂けた上にささくれていたので、その部分をすべて削除しました。」
初めて見る関節内の状況。
骨が異様に白く光を反射している。
奥に進むにつれて、半月板が裂けている。
他人事のように、写真をみつめる。
8時30分から点滴を開始。
左手首から10センチほど下がった
静脈のあたりに注射。
看護師あやまって、大量の血をこぼす。
シーツが赤く染まる。
静脈注射と空腹で、意識が朦朧としてくる。
午前11時10分前、手術室からの呼び出し。
エレベーターで2階に降りる。
歩いて手術室に向かう気まずさを感じる。
初めて見る手術室内部。
5つか6つの手術室が集合した効率的なつくり。
濃緑の手術着を着せられ、
光が煌々とたかれた手術室へ入る。
マスクをした麻酔科の医師が、
麻酔液の注入を説明する。
いつのまにか濃緑の手術着は脱がされ、パンツ一枚の状態。
麻酔液が注入され、マスクがかけられる。
マスクからは酸素を吸入されるが、突然意識を失う。
「暗闇」の時間。
またもや突然意識の回復。
鼻に挿入されたチューブに違和感を覚え、目を開ける。
ノドが痛い。
呼吸を確保すべく人工呼吸器の管が喉元まで挿入されていた模様。
「森さん、手術は無事終わりましたよ。」の声。
当たり前だが、記憶が欠落している。
酸素を吸入されてから、鼻のチューブの違和感まで地続きだ。
回復室では、「仕事体験」の一環として中学生が写真を撮っている。
ニートが増えているからといって、中学生を術後の現場まで招くのはどうか…と疑問を抱くが、依然朦朧。
ベッドの状態のまま病棟まで戻される。
足の痛みはない。
ノドの違和感が酷い。
イガイガとした状態を水で解決したいが、口にできず。
しきりに唾を飲み込む。
やがて意識も正常な状態に。
執刀医の説明を受ける。
「手術自体は非常にスムーズに進みました。27分という短時間で終了しました。」
「麻酔がかかりにくかったので、結局2時間かかりました。」
「関節鏡で撮影した半月板の状態です。やはり大きく裂けていました。」
「関節の後ろは裂けた上にささくれていたので、その部分をすべて削除しました。」
初めて見る関節内の状況。
骨が異様に白く光を反射している。
奥に進むにつれて、半月板が裂けている。
他人事のように、写真をみつめる。