#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【pokke104】GIRL'S REVOLUTION

2010-02-26 | Photo-diary
2月25日。木曜日。
4月中旬の陽気。汗ばむほどの温かさ。
…といっても19度。

沖縄は今頃どのくらいの気温なんだろう。
「朝のお務め」でオフィスの社員の方が出張で行かれたんだろう、
収集している巨大なゴミ箱の中に、なじみのある菓子箱が…。

   【Jimmy's】の赤いロゴ。

「このデザインは大西さんだな」…と
日頃お世話になっていたデザイナーの顔を思い浮かべてほくそ笑む。

まるで昔もらった母からの手紙を見つけたような
ハートウォーミングな気持ちになる。

    いやぁ、温かくなった。

日曜日はまた寒くなるらしいけどね。

      ●

表参道にあるSMOKEへ夜の9時に出向く。
「GIRL'S REVOLUTION」なるイベントで
沖縄のアーティストpokke104さんが
ライブペインティングをするというので、応援に駆けつけた。

pokkeさんと知り合ったのは、1999年。

彼女がまだ高校生だったころ。

au沖縄セルラー電話主催の「CMソングコンテスト」で優勝した
ちえみジョーンズの楽曲を使って60秒のお天気フィラを作った時に、
モデルとして出演してもらったのだ。

当時出来たばかりの「北谷アメリカンビレッジ」をロケーションに
淡い恋心を演じてもらったのを、今でも鮮烈に覚えている。

その後しばらく交わることもなかったのだが、
彼女がアーティストとして県内の雑誌に取り上げられた頃、
ボクの方から「もしかしてあのときの…」とアプローチをかけ、
劇的な再会をしたのが、5年ほど前か。

今じゃあれよあれよ…と彼女はビックアーティストになり、
ボクも東京へ住まいを移す…など、お互いの道を突き進んでいるんだけど、

こうやって表参道のガラス張りの空間で4ヶ月ぶりぐらいに再会すると、
なんだか「沖縄がやってきた!」ような温かい気持ちになった。

SMOKEは、CAT STREET沿いにあるファッションビルの4階にあって、
表参道が一望できるテラス付きの天井高のある粋なレストランバー。

客層も裏原宿系の見るからにカタカナ職業な方々ばかり。

ガールズナイトだから、DJも女の子。
ゲストの大貫憲章氏もワイングラスを傾け、いい感じに酔っている。

自分も自称カメラマンのカタカナ職業だから、
彼らの輪にすんなり溶け込めそうなもんだけど、
いやはや、オーラが違ってて、はじき返される空気充満。
華やかな女性陣とチョイ悪オヤジも業界話に盛り上がっている。
「ああ、原宿渋谷のノリだわなあ」と、鼻白む。

…そんな喧噪の中、pokkeさんは黙々と無心に絵を描いていた。

21時から23時まで2時間ぶっ通しで、ひたすら自分の絵と向き合っている。
その精神力たるや。お見事。
周りの雑音気にせず、イメージした仕上がりへ自分の絵を追い込んでいる。

やり直しのきかないLIVE空間で、
たんたんと筆を進めていく後ろ姿は、凛としていて美しかった。

刻々と変化していく壁画を肴にグラスを傾け、ああだこうだと詮索しながら、
みなそれぞれにpokkeさんの絵を楽しんでいたのは、事実。
やはりパワーが人を魅了するのだろう。

2時間のパフォーマンス、おつかれさまでした。




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