#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【bozzo】Jaime Humphreys

2010-03-02 | Photo-diary
3月2日。火曜日。
3月に入った。温かくなった…と思ったら、
今日はまた冷え込んだ。
昨日より5度も低い。

     ●

昨日はBrazil帰りのイギリス人、
ジェイミ・ハンフリーズとランチをする。

彼はGrupo de Capoeira Angola Pelourinho(GCAP) Japãoという
カポエイラの日本支部に属していて、1月12日から2月11日まで
プラジルのバイーア州にあるGCAP本部へ「修行」へ行っていた。

もともと沖縄で知り合ったALT(Assistant Language Teacher)だったのだけど、
日本のアートシーンに興味があって、今は遊工房アートスペース
アーティストへの交渉・アテンドなどをやっている。

沖縄から東京へ移住した当初は、かなりナーバスになって
精神的にもネガティブだったのだけど、
ボクらが東京へ移住してきたあたりからブラジル行きを計画していて、
身も心も「VIVA!BRASIL!」てな感じで、
今回の渡航は、ある意味今後の自身を占う重要な1ヶ月だったはずだ。

すっかりたくましくなったであろうJaimeは
バイーアでは毎日カポエイラ漬けで朝練・昼練と鍛錬し、
世界遺産の美しい街並が残る小高い丘で、眼下に遠く海を眺めながら、
ポルトガル語生活していたらしい。

行って一週間、豚肉ばかりの食事に飽き始めた頃、
バイーアの小粋なブラジル娘に逆ナンパされ、その後のバイーア生活が
陽射しもがっつり身体に沁むような、きらびやかな光景へ変貌したんだって。

ボクもこうやってポルトガル語の響きが美しいJobimのボサノヴァを聴きながら
ブラジルの光に思いを馳せるのだけど、
小粋なブラジル娘とサルヴァドールの港から船で小島へ渡って
慣れないポルトガル語のやりとりに辿々しくなりながらも、
目の前に拡がる光景は光溢れていて、果物のかぐわしい香り漂う南米独特の夏の空気で、
遠くからはカーニヴァルの練習に熱が入るサンバのリズムが聞こえてきたりしてきて…
…それはもう、セニョーレ、たまらないだろ、なって。

      ●

「今後はどうするの?」
…っていぢわるな質問してみたら、

夏は2ヶ月ほどイギリスに戻って、
その後半年ぐらい、またバイーアへ渡ろうと思うって。

「生活のこともいろいろ考えちゃうんだけどね」

…まあいろいろあるだろうけど。

それでもまた行きたくなる国なんだから、
とことん引き寄せられたらいいんじゃないの…と
半分嫉妬の気持ちも込めて返してみたけど、

そうやって他国へ行ってしまいそうなJaimeが
遠い存在になってしまう気がして
ちょっと淋しい思いがした。

思えば沖縄で知り合ったALTたちは
みんないい奴らで、今じゃ世界に散在しちゃってるけど、
その散らばった点をつなぐように
また世界を巡ってみたい…と思ってしまった。

なんだろうな、この旅へのいざないって。






Comments (2)
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