美唄の建築探訪は大まかに分けて
東美唄(旧三菱美唄炭鉱に関する施設、建物)
中心部(旧桜井家などの名家)
北部・西部(閉校跡地)
南美唄(旧三井美唄炭鉱に関する施設、建物)
光珠内・峰延(閉校跡地)
に分けてルートを考えた
①~⑭までは旧三菱美唄炭鉱に関する施設を中心に見てきたが
今回は市中心部の旧桜井家になる。
⑮「旧桜井家住宅」 道央の建築探訪135
所在地:美唄市大通西1条北2丁目2
建設年:明治34(1901)年~昭和8(1933)年
指 定:美唄市指定文化財
炭鉱関連の施設から一度離れて市内中心部に来た
目的は「道央の建築探訪」に記載されている3つの建物
まずは旧桜井家住宅
この旧住宅は桜井家より寄贈されたものである 敷地内には胸像もあり
桜井氏は2代にわたり美唄市長を務めた地元の名士だ
その旧宅は3つに分かれて建設されている
正面右の洋風建物は2階の出窓や窓枠が印象的だ
昔の造りは今見たら珍しくとても素敵である。
中央と離れは和風であり、庭が良く見えるように縁側をぐるっと南西北3面に配している
裏庭では時期と相まって紅葉と和風建築がいっそう映える
市長さんの心落ち着ける眺めになったであろう。
訪問日は11月1日 残念ながら邸内の見学は前日で終了していた
また来年だなぁ
2021年11月撮影
⑯「美唄屯田兵屋」 道央の建築探訪137
所在地:美唄市大通西1条北2丁目3
建設年:明治24(1891)年(復元)
指 定:北海道指定有形文化財
旧桜井家住宅の裏庭に2棟の「道央の建築探訪」記載施設が建っている
一つが北海道の指定有形文化財に登録された屯田兵屋。
屯田兵屋は札幌ほかにもいくつか保存されている
2021年11月撮影
⑰「美唄屯田騎兵隊火薬庫」 道央の建築探訪136
所在地:美唄市大通西1条北2丁目3
建設年:明治24(1891)年
指 定:美唄市指定文化財
屯田兵屋と並んで旧桜井家住宅の裏庭にある
兵屋は道内にいくつか保存されているが、関連の建物が残っているのは珍しい
中には文字通り屯田兵の武器・火薬があったことだろう。
2021年11月撮影