⑩「旧美唄市立栄小学校」
所在地:美唄市落合町
開 校:昭和21(1946)年
建設年:昭和21(1946)年
閉 校:昭和56(1981)年
前レポートの三井美唄炭鉱第二坑原炭ポケットからわずか数分の位置に
現在は「アルテピアッツア美唄」として木造校舎が現存している。
建物の内外に美唄出身の彫刻家、安田侃氏の作品を展示しており
公園やカフェも整備されているので校舎見学だけではなく
色々な楽しみがあるようだ。
栄小学校も炭鉱とともに栄えた学校である
現在でも大きな校舎に見えるが現存しているのは一部だそうだ
校舎の一部は幼稚園が使用している
非常階段は後付けで、長さは倍はあったようだ。
校舎内部に出入り出来るのがありがたい
長い廊下、広い階段、格子の窓 自分が過ごした校舎と同じだ。
1階は幼稚園、2階はギャラリーとして活用されている
体育館も残っているが、改修と増築したように思える
訪問時は天気も良く、芝生のグリーンが実に鮮やかで
木造の校舎を照らしていた
このような環境を持続するのは大変かと思う
安田氏と市と運営のNPO法人の努力に敬意を。
中央に人口の円形の池がある 現役時は池と体育館の間くらい、縦にもう1列校舎があった。
*美唄市100年史より
2021年11月撮影
⑪「旧落合会館」
所在地:美唄市落合町栄町
建設年:昭和30(1955)年
アルテピアッツア美唄から市内方向へ道道135号線を走るとすぐに左へ入る道がある
旧落合会館はすぐ左手にあった。
旧落合会館はかつての映画館、劇場で、800人の収容が出来る規模であった
独特のファサードで左側の壁画は閉館後に描いたもののように見えるがどうか
現在は一般企業が倉庫として使用しているが老朽化が目立っている。
2021年11月撮影
⑫「旧美唄鉄道東明駅舎」
所在地:美唄市東明5条2丁目3-9
建設年:昭和23(1948)年
先の落合会館から車で2分の距離に旧駅舎がある。
鉄道は三菱鉱業美唄鉄道線で、三菱美唄炭鉱の石炭を運搬するために敷かれた
当駅は美唄駅から2駅目であった
昭和47(1972)年に鉄道線が廃止になり廃駅となったが駅舎は現存しており
国鉄4110型蒸気機関車の同形機である2号機関車が保存されており
鉄道ファンならずとも市の観光名所になっている
同線で駅舎が残っているのは東明駅だけである
2020年クラウドファンディングが実行され保存に一役かった
塗装は何度かされたようだが原型として往時の姿を残している
2021年11月撮影
⑬「旧美唄市立東栄小学校」
所在地:美唄市東明2条2
開 校:昭和56(1981)年
建設年:昭和56(1981)年
閉 校:平成23(2011)年
先の東明駅舎から車で2分
東栄小学校は2011年の閉校なので10年前です
ただ、その後の活用が無かったとみえて校門の損傷が目立った
正面から見ると平屋だが、奥に2階建ての教室棟があった
体育館前のプレハブも潰れており閉校後10年にしては損傷を感じた
校舎の壁面には生徒が描いたものだろうか絵が残っている。
尚、隣接していた東明中学校は閉校後、唯一残っていた体育館が取り壊されており
閉校の碑等、学校であったことを認めるものは見当たらなかった。
*美唄市100年史より
2021年11月撮影
⑭「旧美唄バイオセンター」
所在地:美唄市東6条北6丁目
建設年:(?)年
元は別の会社であったがその後に食品加工会社が入り、撤退している
建物はいつ建てられいつ撤退したか不明のようだが
廃墟化してそのまま残っているのだ。
敷地も広く建物も大きい
廃墟にはそれほど興味がないが(全くではない)
面白い給水塔があると聞いて行程に入れた。
立ち入り禁止越しに見える給水塔はなるほど ユニークだ
それにしても周りは住宅が立ち並び、車の往来も結構ある
このようなところに大きな廃墟があるのは、いかに美唄が炭鉱の町で
廃墟が多くても、これだけの大きな施設は?
もちろん敷地内はオーナーの自由だろうがねぇ
2021年11月撮影