青柳町は函館山の裾野を元町から南東に続いて海まで到達している
中心を市電が貫き、いくつもの歴史的建造物がある函館公園がある。
今回は天候とスケジュール上、行けなかったが再訪では函館公園が最優先。
紹介の順番は北海道新聞社発行の「函館の建築探訪」1997年発行のNO順で行きます。
もはや20年以上前の本なので現存していない建物もあり。
ほかに2020年発行の「北海道建築物大図鑑」に記載されたもの、指定や賞をとったもの
他のブログで情報を得たもの、探索中に見つけた気になる建物を追っていきます。
「レトロな建物を訪ねて」様
「関根要太郎研究室@はこだて」様 からも引用させていただいています。
「函館市公民館」 旧函館市青年会館 *函館の建築探訪NO97
所在地 青柳町12-17
建築年 昭和8(1933)年
指定等 なし
開館時 9:00~21:00
休館日 月曜日、国民の休日、12/29~1/3
休館日 月曜日、国民の休日、12/29~1/3
函館市公民館は、一般の方が建築費と土地等を寄付し、函館市青年會館として建設された。
その後、 戦後は占領軍に一時接収されるなどいくつかの変遷を経て、
昭和22年5月「函館市公民館」として開館した。
その後、 戦後は占領軍に一時接収されるなどいくつかの変遷を経て、
昭和22年5月「函館市公民館」として開館した。
個室は有料で借りなければ入れないがエントランス、ロビーなどは見ることが出来る
玄関上部のステンドグラスや階段、照明など大人しめの外観もよいが内部のほうが
レトロモダンを感じる。
玄関上部のステンドグラスや階段、照明など大人しめの外観もよいが内部のほうが
レトロモダンを感じる。
2022年6月撮影
「函館護国神社」 *函館の建築探訪NO98
所在地 青柳町9-23
建築年 昭和17(1942)年
指定等
開館時 9:00~16:00
元は函館戦争で殉職した政府軍兵士を祀るために創建された
のちに護国神社と改名し太平洋戦争までの戦没者を祀っている。
護国神社は全国で様式が同じで函館もそのように造られた
また鳥居は朱色でこれは神社としては珍しいほうだ。
また鳥居は朱色でこれは神社としては珍しいほうだ。
函館山の森をバックにした社殿の姿が美しく
反対側は鳥居越しに海が見える場所にある。
反対側は鳥居越しに海が見える場所にある。
2022年6月撮影
「函館公園」 *函館の建築探訪NO99
所在地 青柳町17
建築年 明治12(1879)年
指定等 歴風文化賞
開館時
未訪問
「白川橋」 *函館の建築探訪NO100
所在地 青柳町17(函館公園内)
建築年 明治14(1881)年
指定等 なし
開館時 函館公園に準ずる
未訪問
「旧函館博物館一号」 旧開拓使博物館 *函館の建築探訪NO101
所在地 青柳町17-5(函館公園内)
建築年 明治12(1879)年
指定等 道指定有形文化財
開館時
未訪問
「旧函館博物館二号」 旧函館県博物館 *函館の建築探訪NO101
所在地 青柳町17-4(函館公園内)
建築年 明治17(1884)年
指定等 道指定有形文化財
開館時
未訪問
「函館市図書館」 *函館の建築探訪NO102
所在地 青柳町17-2(函館公園内)
建築年 昭和2(1927)年
指定等 なし
開館時 なし
未訪問
「書庫」 *函館の建築探訪NO102
所在地 青柳町17-2(函館公園内)
建築年 大正5(1916)年
指定等 なし
開館時 なし
未訪問
「旧若林家住宅」 *函館の建築探訪NO104
所在地 青柳町19-1
建築年 昭和12(1937)年
指定等 なし
開館時 現在は「Yadomachi 桜蔵」が石蔵を活用
目の前が函館公園で環境がよい
玄関廻りは和風で、2階などは出窓など洋風になっている
ピンク色の外壁が建物に似合っていると思う。
昭和9年大火後の建物で角地にあり、思わず目につくような佇まいを見せている
隣接している石蔵は現在は貸し切りの宿泊施設として営業中。
隣接している石蔵は現在は貸し切りの宿泊施設として営業中。
2022年6月撮影
「桜路」
所在地 青柳町24-1
建築年 昭和9(1934)年
指定等 なし
開館時 17:30~22:00
定休日 水曜日
定休日 水曜日
昭和9年の函館大火後に建てられた2軒長屋が前身で
綺麗にリノベーションされて「桜路」が平成28年9月にオープンした。
外観からは和風の木造2階建てに見え、函館によくある和洋折衷ではないようだ
全部の屋根と内部を中心にリノベーションしたように見える。
全部の屋根と内部を中心にリノベーションしたように見える。
2022年6月撮影
「青柳町会館」
所在地 青柳町23-18
建築年 不明
指定等 なし
開館時 なし
寄棟で胴蛇腹があり下見板張り、一、二階の窓は縦長窓を用いて
玄関上部に一部装飾がある。
町会館としては豊川町の会館がアールデコ調のようだが
青柳町会館は函館に多い和洋折衷の造りと思われる。
玄関上部に一部装飾がある。
町会館としては豊川町の会館がアールデコ調のようだが
青柳町会館は函館に多い和洋折衷の造りと思われる。
坂道にすっきりしたレトロ調の会館は函館らしい
建築年が知りたいところだ。
建築年が知りたいところだ。
2022年6月撮影
「函館市立青柳小学校」
所在地 青柳町22-13
建築年 昭和10(1935)年
指定等 なし
開館時 なし
青柳小学校の校舎が建っていた場所は「旧住吉小学校」→明治44年「函館区立工業補修学校」→
昭和10年「青柳小学校」と変遷した。
昭和10年「青柳小学校」と変遷した。
工業学校は碑が建てられている。
他に気づくのが門柱が多いこと
現在の正門には校名プレートがあるが、旧校舎やその前の学校の門柱だろうか
裏側にも何も無かったと思うが…
現在の正門には校名プレートがあるが、旧校舎やその前の学校の門柱だろうか
裏側にも何も無かったと思うが…
校舎であきらかに古い棟がありこれが昭和10年の建築だろう
ここは体育館になるようだ。
ここは体育館になるようだ。
かなりの老朽化が見て取れる まだ使用し続けるのだろうか。
2022年6月撮影
「唐草館」
所在地 青柳町21-23
建築年 昭和10(1935)年
指定等 なし
開館時 12:00〜14:30 (Lo13:30) 18:00〜21:30 (Lo20:00)
定休日 月曜日定休・火曜日ランチお休み 祝祭日の月曜日は営業してます
唐草館はフレンチレストランで、建物の創建時は医院だったようだ
そういえばではないが富良野市の渡部医院と通じるものがある?
昔の医院は今思えば素敵な建物が多いね。
大型施設ではないが洋館でこれだけの建物だといやでも目につく
そして場所も住宅街だが広めの道路の角地でこれまた目立つ。
そして場所も住宅街だが広めの道路の角地でこれまた目立つ。
玄関上のバルコニーが印象的で、縦長窓や胴蛇腹、入り口の半円の窓など随所にレトロさを感じる
きっと店内も素敵なのだろう。
きっと店内も素敵なのだろう。
2022年6月撮影
「市電通りの和風住宅」
所在地 青柳町33
建築年 不明
指定等 なし
開館時 なし
この写真は唐草館あたりからズームで撮ったもの
実際には市電通りから家1軒分中だが、空き地のためよく見えた。
実際には市電通りから家1軒分中だが、空き地のためよく見えた。
純和風住宅で実に堂々としている
後からストリートビューで確認をしたら、やはり玄関構えや蔵が見事だった
近くまで行けば良かった……
後からストリートビューで確認をしたら、やはり玄関構えや蔵が見事だった
近くまで行けば良かった……
事前調査が薄くて失敗した例だ。
2022年6月撮影
「A氏家住宅」
所在地 青柳町15
建築年 不明
指定等 なし
開館時 なし
1階2階とも洋風住宅に見える
出窓が多くピンクの外壁に白地の枠がとてもいい感じだ。
2022年6月撮影
「蔵のある赤い屋根住宅」
所在地 青柳町25
建築年 不明
指定等 なし
開館時 なし
2022年6月撮影
「蔵のある緑屋根の住宅」
所在地 青柳町25
建築年 不明
指定等 なし
開館時 なし
2022年6月撮影
上記2軒は隣同士並び立っている
坂の途中にあるので、元町同様にお屋敷風の住宅は上のほうにあるのだろう。
坂の途中にあるので、元町同様にお屋敷風の住宅は上のほうにあるのだろう。
似たような和風住宅で蔵を持つなど関連性があるような2軒のお宅だった。
これで青柳町も終了。
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