日大豊山水泳部 活動日誌

インターハイでの総合優勝を目指して、日々練習に励んでいます。

非認知能力を鍛える部活動

2024-06-15 14:27:08 | トピックス
「非認知能力」はテストなどで測定しにくい能力です。
やる気や忍耐力、協調性、自制心など人間性や社会性にかかわる能力です。
学校というのはテストで測れる「認知能力」だけを育成する場所ではありません。
部活動は「非認知能力」を育成する場として、大変ふさわしい場です。
部活動では顧問・コーチや同級生、先輩、後輩など様々な人間関係、大会へ向けての日々の努力など教室だけでは学ぶことが難しい「非認知能力」を高めることができます。
学生時代に養った様々な「非認知能力」は、社会に出てからも多くの場面でその力を発揮することでしょう。
今日は高校サッカー部の東京都大会準決勝を全校生徒で応援し、学校全体が一体となった大変すばらしい一日でした。
文部科学省、スポーツ庁、日本中体連、高校高体連の方々は、部活動が生徒の成長にとってより良い方向になるように考えてもらいたいと切に願います。

今日のBチームは記録会!








育成チームは100m×20本 MAX かなり非認知能力が鍛えられます。


東京都大会に出場する短距離チームは、フォーム練習。


7年前までコーチをしていた塚本君が挨拶に来てくれました。今年からコーチになった川井君とのツーショットです。



竹村知洋


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教員の”負担”軽減?

2024-06-14 09:29:16 | トピックス
部活動改革でよく聞く言葉です。
部活動や大会が教員の"負担”なので、軽減したいということです。
なぜそのような言葉が出てくるのか想像してみたのですが、おそらく大会の引率をしている教員に「目標がない」ということが原因であると思われます。
私たちには日本一になるという明確な目標があり、その実現に向けて日々の練習に取り組んで大会に出場しています。
朝練習や日々の地道な活動は当然きついですが、それを”負担”に感じるということはありません。
現在日大豊山水泳部で活動しているスタッフは私の教え子たちですが、みんな率先して取り組んでおり、”負担”だとは感じていないと思います。
私立と違って公立の先生方は定期的に異動もあるでしょうから、一つの学校に対して時間をかけて取り組むということもできないことでしょう。
まして専門的でない部活動の顧問を任命されれば、目標を持ちようがなく、やる気など出ないはずです。
そうなるといくら生徒が頑張っているといっても、部活動は教員にとって”負担”としか感じられないことは理解できます。
そもそも教員採用試験がペーパーテストですから、運動や文化的な活動よりも試験勉強を頑張ってきた人の方が合格しやすいはずです。
近年の働き方改革は、部活動を取りやめる一番の理由になっていると思われます。
しかし、たとえ教員が部活動を”負担”であると感じていても、それをあえて言葉にしていることに関して疑問を感じます。
”負担”という言葉から思い浮かぶのは、「負を担う」というマイナスのイメージだからです。
今、部活動を頑張っている生徒が、”負=マイナス”を背負って先生が仕事をしているということを聞いたら、どう思うでしょう。
部活動や大会を”負担”だと感じている先生は気の毒だと思いますが、そう思われている生徒も気の毒です。
もっと前向きに、教員の業務改善とか、部活動の新たな取り組みなどにしたらいかがでしょうか。

朝練習後、竹村特製の「魂の塩むすび」。筋肉でむすびます。熱いです(炊き立てご飯が)。





竹村知洋






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高校部活動の今後

2024-06-13 14:48:14 | トピックス
スポーツ庁は平成30年に「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン(以下、ガイドライン)」を公表しました。
ガイドラインの「学校単位で参加する大会等の見直し」で、大会に地域スポーツクラブが参加することや大会の統廃合、参加する大会の上限数の目安などを検討することが求められています。
ガイドラインに基づき、文部科学省は令和2年3月に「運動部活動改革プラン 学校体育大会の在り方に関する研究」を発表し、スイミングクラブなどの全国大会への参加が可能となるとなるよう、速やかに大会要項などを見直すことを言及しています。
これらを受けて日本中学校体育連盟は、全国中学校大会へのスイミングクラブの参加を認め、ついにはその取りやめを決定したのでしょう。
さらに全国高等学校体育連盟(以下、高体連)は、令和2年に「運動部活動作業部会」を設置し、同年6月に「運動部活動の一層の充実に向けてーインターハイの課題整理と改善の方向性に関するまとめ―」という報告書を発表しています。
高体連はスイミングクラブなどの全国大会への参加に関して、都道府県高体連や競技専門部との意見調整をし、導入を想定した場合の「参加資格」等の条件整備を検討するとしています。
高体連関連の大会は、中体連とは異なり、大会への保護者引率は認められていません。
また中学校の場合は東京都大会の次に全国大会ですが、高校の場合は東京都大会→関東大会→インターハイという流れなので、高校教員の方がより”負担”が大きいです。
水泳の場合、全国大会に参加するような選手の大多数はスイミングクラブで練習しているため、地域移行は完了していると言っても過言ではありません。
日大豊山水泳部のように中高ともに学校部活動で練習し、全国大会に出場しているのは"超少数派"です。
しかも泳力にとらわれず、水泳部で頑張りたい生徒は誰でも入部できるため、初心者からオリンピック選手まで在籍しているという学校は唯一といってもよいかもしれません。
高校部活動に関する今後の予想は、数年以内にインターハイへのスイミングクラブの参加が認められ、学校対抗が失われるということです。
日大豊山水泳部の目標はインターハイでの総合優勝であり、それがあるからこそ存続しているといえます。
水泳部には毎年、中学高校をあわせて200名を超える部員が在籍しています。
インターハイまで失われた場合、水泳部の今後の行方は一体どうなるのでしょうか。





昔懐かしい写真です。

竹村知洋





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全国中学校大会の終焉、その後

2024-06-11 10:48:15 | トピックス
予想は、中体連主催大会(都中学・学年別等)の廃止 → 中体連の解体です。
これまで実施していた中体連大会のすべてを東京都水泳協会や日本水泳連盟が新設できるとは思えません。
中体連大会にスイミングで参加できるようになった現状においても、中体連大会への引率をスイミングクラブが行うことが難しいという状況にあるからです。
このままでは単純に中学生の大会が減少するだけでしょう。
仮に中学生の大会をつくったとしても、私たちのように学校対抗を重視している学校にとっては参加する意義が薄いです。
学校とスイミングクラブが対抗戦をするのは、学業に当てはめれば学校と予備校が大学合格者数で競争するようなものであって、そこに意義を見出すことはできません。
全国中学大会の廃止により、学校の部活動で練習し、総合優勝することを目標としていた生徒はこれからの活躍の場を失いました。
日本中体連の「持続可能な全国中学校体育大会の運営等にかかる改革について」に示されている内容は、少子化や暑熱対策、教員の負担軽減といったもので、これらはすべて大人の事情によるものです。
水泳は基本的に個人競技なので少子化の影響は少なく、暑熱対策は室内プールで解決しますし、教員の負担軽減は完全に大人の問題です。
今回の措置に競技者側の視点が見られないことが残念です。
日本水泳連盟やベネッセのデータによると、水泳の競技人口はおよそ20万人、子どもの習い事の第1位です。
日大豊山水泳部には、中1から高3まで214名もの部員が在籍しています(2024年5月)。
水泳は日本人にとって人気のあるスポーツのひとつと言えるでしょう。
大会に出場するということが水泳を続けるモチベーションにもなりますし、結果に関わらず、その過程から学び、経験できることは計り知れません。
日本選手権を頂点として、インターカレッジ、インターハイ、そして全国中学校大会はそれぞれの年代における最高峰の大会です。
スポーツは競技者のみならず、支える人や見る人にも大きな影響を与えます。
大会がなくなったことで競技を続ける意欲を失う人が増えるのは確実です。
全国中学校大会の廃止により、中学水泳は学校体育の場を失い、社会体育へ移行することになります。
このような動きが高校へも拡大することが予想されるため、私たちも今後の活動について考えなければなりません。
以前から部活動の地域移行の動向に注目しておりましたが、単純に大会を廃止するというのではなく、何とか生徒の活動を継続できる方法を考えるべきではないでしょうか。













竹村知洋














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男子校の価値

2024-04-19 14:26:51 | トピックス
文部科学省の令和5年度学校基本調査によると、「男のみの学校」は全国4791校中99校です。
これは全学校に占める「男のみの学校」の割合が約2.1%ということです。
近年、全国的に共学化が進んでおり、男子校であるということだけで、かなり貴重な価値を有するということをあらわしています。
アメリカ、イギリス、オーストラリアでは男女別学に関する研究があり、その教育効果を報告しています。
研究では別学と共学のどちらの教育効果が高いかということを比較していますが、どちらに優劣があるというよりは、別学と共学それぞれに価値があるものと考えます。
それでは数が少ないという以外の「男子校の価値」は何でしょうか。
それは、学校の「校風」にあると考えます。
日大豊山高校を例に考えると、「校風」は受験理由の上位であり、学校の評価につながっています。
校風は「校訓」にあらわれています。
「強く 正しく 大らかに」
この校訓は日大豊山高校の教育そのものです。
学校が長い歴史にわたって培ってきた教育であり、いわゆる「男らしい」ものです。
現在、埼玉県公立校の共学化に関して賛否があるようですが、ジェンダー(性差)の側面から別学を否定するのは誤った議論であると考えます。
その理由は、もともと別学(特に女子校)はジェンダー(性差)を解消するために誕生したからです。
別学校を共学化するということは、その学校の「校風」を失うことであると考えます。
例えば日大豊山高校を共学化した場合、「強く 正しく 大らか」な女子教育をするということには違和感があります。
つまり共学化するということは、「校訓」とともに「校風」を失うことになるわけです。
「校風」を失うということは、それまで培ってきた学校の歴史=価値を失うことにつながります。
別学校は私学に多い(99校中83校)ですが、私学の良さはそれぞれの教育理念に基づくものであり、それは別学校であるということから生まれている部分が大いにあると思われます。
公立校で共学化が進み、部活動を廃止する流れのなかで、日大豊山高校が男子校であり、部活動に熱心であるということだけでも貴重な価値を有するものといえます。
共学化を検討している学校は、自らの失うものが何なのか、ということをよく考えてみるべきです。

明日の大会へ向けての準備


今年もたくさんの新入部員が入りそうです




竹村知洋


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「大人の事情」と「体育」のゆくえ

2024-04-18 16:10:28 | トピックス
最近は、国体(国スポ)の廃止、全国中学の縮小、そして部活動の廃止などに関するニュースが多く入ってきます。
その議論の中心にあるのが、財政や労働時間の問題です。
少子化の問題も含めて、これらはすべて「大人の事情」によるものです。
最近のニュースによるとこのような「大人の事情」で、子どもたちのスポーツ活動の場が失われていくようです。
特に「体育」は、知育や徳育とともに人格形成に関して大事な徳目の1つのはずですが、その名称も消えつつあります。
文部科学省は「生きる力」を教育目標に掲げていますが、その力はテストで測れる能力だけではないはずです。
時代の流れとともに変化することはあるでしょうが、「体育」の理念に基づいて築いてきた先人の努力とその成果は、他国に類のない貴重な財産です。
その財産は数値で測れるものではありませんが、生徒や教員の人生に計り知れないほど大きな影響を与えています。
私自身もこれまでの教員生活を通じて選手と生活や勉強をともにし、大会での活躍を目指して同じ目標の下に努力してきました。
長年にわたって、国体では東京都選手団の一員として、全国中学やインターハイでは学校の代表として、多くの貴重な経験や様々な人とのつながりを得てきました。
その価値は、労働時間や給与と比べられるものではありません。
4月上旬に愛知県の中京高校と大阪の桃山学院と行った練習会は、3日間というわずかな期間でしたが、学校の部活動を通した最高の練習会でした。
普段は別々の学校で練習をしていますが、選手たちは水泳を通じてお互い良い刺激を受け、最後には志を同じくする「仲間」となりました。
ちなみに中京高校の竹内先生は私の教え子であり、同じ理念の下で授業や部活動に励み、オリンピック選手を輩出する指導者になったことは教員としてこの上ない喜びです。
このような活動はすべて、大会での活躍を目指しているからこそ成り立っているものです。
大会や部活動の廃止・縮小というこの流れのなかで、「体育」のゆくえは一体どうなるのでしょうか。
時代の流れとはいえ、先人が築いた貴重な財産は何かということをもう一度よく考えるべきです。
やめることはいつでもできますが、やめてしまったら失われるものがあることは確実です。
学校はテストで点数をとる勉強の場というだけではなく、様々な活動を通して人間を教育する場です。
社会で生きていくうえで、テストで点を取る能力よりも大切なものがあるということはいうまでもありません。
様々な「大人の事情」はあるかもしれませんが、先人の築いた貴重な財産を受け継ぐために、何とか続けられる方法を見つけることが大人の知恵といえるのではないでしょうか。

みんなで朝掃除


1年生のTRX








3校合同練習会を終えて



竹村知洋



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「男」と「学校」合同練習会を終えて

2024-04-03 13:49:49 | トピックス
4月1日~3日、インターハイの男子上位3校が合同練習を行いました。
合計6回の練習は大変充実したものであり、今後の競技力向上にとって大変有意義でした。
練習以上に素晴らしいと感じたことは、東京・大阪・愛知の3校の教員・選手が同じ目標に向かって交流を深められたことです。
普段の大会で会ったときは話をしていますが、一緒に同じ練習をすることで、より深くお互いのつながりをもつことができました。
近年スマートフォンが普及しており、特にコロナ禍以来、オンラインで人とコミュケーションをとることが増えています。
しかし、人は画面を通じてではなく、直接交流することによってつながりを持つことができるものだということをあらためて実感しました。
また、チーム力の大切さについても再認識しました。
競泳は個人スポーツですが、チームで練習することで雰囲気を高めて、自分の力を一層引き出すことができます。
一人だとできないような厳しい練習でも、みんなで取り組むことで乗り越えることができるのです。
今回の合宿も毎回、相当キツイ練習でしたが、最後のリレーまで全員が全力を出し切っていました。
しかもみんなが楽しそうに練習していたのが印象的でした。
それが最後のリレーの雰囲気にあらわれています。
元気になりたい人は、FBの動画でご覧ください。





竹村知洋



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オリンピックと「学校水泳」

2024-03-28 09:18:26 | トピックス
パリオリンピックまでで日大豊山水泳部出身のオリンピック選手は、合計14名となりました。
日大豊山水泳部出身の最初のオリンピック選手は1956年ローマオリンピック代表の石井宏選手で、800mリレーで銀メダルを獲得しています。
ローマからパリまでで、実に68年間という歳月を経ています。
「学校水泳」でこれほどの長い年月にわたって活動し、数多くのオリンピック選手を輩出している学校はほかにありません。
このような活動ができているのは、ひとえに学校側の部活動に対するご理解や水泳部OB会のご支援があることにほかなりません。
また、水泳部の目標が「インターハイ総合優勝」であり、チームとして切磋琢磨する練習環境を整えることによって優秀な選手が育っています。
最近指摘しているように、部活動の地域移行や学校対抗の全国大会をやめることで、部活動を縮小していくことはよく考えるべきです。
時代の流れで継続することが難しいことはあるかと思います。
やめることは簡単ですが、それによって「失うもの」があることも確実です。
部活動をなくすことで、「失うもの」が何なのかということを皆で考えるべきです。
失ったものをあとから元に戻そうとしても、もう戻りません。
例えば全国中学校大会が学校対抗をなくしたことで、メドレーリレーの出場校が激減しました。
学校対抗を失くせば、チーム意識がなくなり、個人重視になることは目に見えています。
今後、全国中学校大会に学校対抗が復活することはないでしょう。
また日大豊山の「学校水泳」で活動しているのは、競技力の高い選手ばかりではありません。
水泳初心者も多数在籍しており、各自の泳力に合わせて練習し、大会に出場しています。
部活動をやめた場合、地域のスイミングクラブは中学生や高校生を泳力に関わらず、すべて受け入れて大会の引率もしてくれるのでしょうか。
私たちが「学校水泳」による部活動を継続しているのは、そこに高い教育的意義を見出しているからです。
部活動では、学習と運動、人間形成など全人格的な教育を実現することができます。
谷口選手のような「男」もいれば、柳本選手のような「爽やかな好青年」もおり、部活動で多様な人間関係を築くこともできます。
働き方改革を考えた場合、部活動が大きな問題になることは理解しています。
しかしそれはあくまでも大人の事情です。
「学校水泳」からオリンピック選手が育つということは素晴らしいことであり、部活動を通して一流選手とともに活動することができます。
今後の部活動のあり方は再考すべきことが多い問題であると考えています。



竹村知洋




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柳本選手のこと

2024-03-28 08:29:33 | トピックス
柳本選手の印象は「爽やかな好青年」です。
いつも笑顔でニコニコしています。
身体的な特徴としては、「身体が丈夫」なことです。
柳本選手はとても強い骨格を持っており、力強い泳ぎをすることができます。
柳本選手は高校2年生の夏頃からメキメキと力をつけ、高校3年生の時に東京オリンピック代表となりました。
私にとって初めての現役高校生のオリンピック代表選手です。
当時はコロナ禍で休校が繰り返されていたため、静かな学校内でオリンピック選考会に出場する数名だけが熱い練習をしていました。
東京オリンピック前の2か月間は国立スポーツ科学センターで合宿をしており、マスクをしながら合宿施設周辺を二人で散歩していたことや夜にアプリで英語を勉強していたことを思い出します。
柳本選手は今回の選考会で、オリンピック2大会連続の代表選手となりました。
来年は大学3年生ですので、まだまだこれからの成長が期待できます。
日本水泳の自由形の中心選手として活躍することを願っています。







高校時代の柳本選手です。

竹村知洋









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谷口選手のこと

2024-03-28 07:41:54 | トピックス
一言で表せば、「男」です。
「オス」といった方が近いかもしれません。
最近の男子には珍しいほど、「男」としての「強さ」を持っている人物です。
高校時代は1年生の時から3年間、インターハイの個人種目、リレー種目で大活躍し、総合優勝に貢献してくれました。
味方になればこれほど頼もしい選手はいません。
エネルギーあふれる谷口選手と過ごした高校3年間は、コーチとしてもかなりのパワーを要しましたが、平泳ぎに関して多くのことを学びました。
ある水泳コーチから言われたのですが、私と谷口選手とのやり取りは、周りからみるとまるでケンカをしているようにもみえたようです。
昨年度谷口選手は久しぶりに東京都の国体代表選手となったので一緒に過ごす時間が多かったのですが、大人になった谷口選手は、よりパワーアップをしており大変頼もしく感じました。
谷口選手は豊富な人生経験を積み重ねており、数々の「武勇伝」があります。
その「強さ」のあらわれが、今回の国際大会選考会の最後のタッチだったのでしょう。
パリ五輪は谷口選手に似合っています。
谷口選手のオリンピックでの活躍を期待しております。









高校時代の谷口選手です。

竹村知洋
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