川柳「平番」の1月号が届きました。
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1月号は未年の句から始まっています。
これを年頭吟といいます。
この意味が昨年初めてだったので分かりませんでした。
今年は少し考えました。
未年にちなんだ句で、子どものことを考えた句にしてみました。
子どもたちはどんなことをがんばりたいのかと聞いて、句を作るようにしました。
平成27年 賀正・己未
「ソフトボールバッティングしゅびがんばるぞ」 長男
「今年こそ夢中になれるもの探す」 長女
「子羊を追いかけるより楽しもう」 ママ
みちしるべ 
「ブロックをスマホに見立て楽しむ子」 ママ
淡路獏眠先生からのコメント
子どもは大人の仕草を良く見ており、大人の動作の模倣から勉強が始まると言っても良いだろう。直方体のブロックを握って、指先でブロックを撫でているほほえましい光景が目に浮かぶようだ。
「クリスマスサンタの出番やって来た」 長女
「サンタさん早く来てよねクリスマス」 長男
「クリスマスリースはハートかわいいな」 次女
「平番ワンポイントアドバイス」淡路獏眠先生より
原 「夢の中ゾンビに迫られ目が覚める」 長女
中の句の「ゾンビに迫られ」が八音字で字余りになっています。この句の場合、受け身から普通の文章にして「ゾンビが迫り」とすると字余りが解消します。
添 「夢の中ゾンビが迫り目が覚める」
原 「カメラ持ちビデオスマホで発表会」 ママ
下の句の「発表会」が六音字で字余りになっています。この句の場合、上五と下の句を入れ替えて、下五は「カメラ持つ」として、中七の助詞は「の」に換えると良いでしょう。
添 「発表会ビデオスマホのカメラ持つ」
原 「お母さんもどったとたん眠くなり」 ママ
上五の「お母さん」が気になります。中七に続けるために助詞を使った方が良いと思います。この場合、「母さんに」とすると助詞の「に」を入れても五音字で収まります。
添 「母さんにもどったとたん眠くなり」
課題吟 「誤算」 若山 宗彦 選
「自転車で近道探し遠回り」 ママ
「出しゃばったたびに自分の首をしめ」 ママ
「私の一句」
「先生は心で泣いて子に笑顔」 ママ
3人目の子が幼稚園に行き始めて、一人になる時間が持てて、保育士不足ということを聞き、保育園でパートをすることにしました。
40歳にして、初めて保育園に飛び込んでみました。それは想像以上に過酷なことでした。子どものおしめをかえたり、眠らせることには慣れていましたが、保育士の仕事はそれだけではありません。半年たち、雑用ばかりでなく、責任のある仕事も頼まれるようになり、失敗することも経験するようになりました。落ち込みますが、子どもの前では何があっても笑顔で保育していく努力をしています。保育士は他の保育士の人との連携も大切です。リーダーは保育を進めていき、サブリーダーはリーダーを盛り上げ、雑用はすべての準備や片付けをして、サブ雑はたりないところを補います。どの役も大切であり、子どものことを一番に考え、スムーズに行うようにしなければいけません。
全く気が抜けない仕事ですが、私の好きな仕事です。先生は子どもの前では何があっても笑顔でがんばるという決意の句です。
私の好きな句 (平番・平成26年12月号近詠より)北川 周興 推薦
「手遊びをすれば次第に集まる子」 ママ
「組体操土台になって筋肉痛」 長女
「台風のとてもうるさい雨の音」 長男
宿題 「迫る」 若山 宗彦 選
「先生のいかりがせまりおこられる」 長男
「ハンターが迫ってくるよ逃走中」 長女
「そりの音が迫ってくる夜クリスマス」 ママ
宿題 「焦る」 淡路 獏眠 選
「学校におくれそうになり気があせる」 長男
「焦っても仕方がないと早く寝る」 ママ
「ヤマハの日練習用意目がくらむ」 長女
「参観日忘れ物してあせる顔」 長女
番傘各地句報(10月句会)森口 美羽 抄
「せがんでも買ってもらえぬウォークマン」 長女
ニュース5・7・5
「いちょうのきよるはおばけになっちゃった」 次女
今月号に次女の句が初めて掲載されました。
子どもと一緒に句を考えていくということはとても楽しいことです。
苦しみを川柳にして、詠んでみると笑顔になれます。
言いにくいことも川柳にして、詠んでみるとストレートに言うより共感できるように思えます。
子育ての場面では、もっとこうすればいいのにと腹が立っていたことを川柳で言ってみると「もっとこう言ったらいいんじゃないか」と子どもに直されたりして、笑い話で終わることがあります。
川柳で笑顔が増える子育てを目指して頑張りたいです。
長い文章を最後まで読んでくださりありがとうございます。
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1月号は未年の句から始まっています。
これを年頭吟といいます。
この意味が昨年初めてだったので分かりませんでした。
今年は少し考えました。
未年にちなんだ句で、子どものことを考えた句にしてみました。
子どもたちはどんなことをがんばりたいのかと聞いて、句を作るようにしました。
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「ソフトボールバッティングしゅびがんばるぞ」 長男
「今年こそ夢中になれるもの探す」 長女
「子羊を追いかけるより楽しもう」 ママ
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「ブロックをスマホに見立て楽しむ子」 ママ
淡路獏眠先生からのコメント
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子どもは大人の仕草を良く見ており、大人の動作の模倣から勉強が始まると言っても良いだろう。直方体のブロックを握って、指先でブロックを撫でているほほえましい光景が目に浮かぶようだ。
「クリスマスサンタの出番やって来た」 長女
「サンタさん早く来てよねクリスマス」 長男
「クリスマスリースはハートかわいいな」 次女
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原 「夢の中ゾンビに迫られ目が覚める」 長女
中の句の「ゾンビに迫られ」が八音字で字余りになっています。この句の場合、受け身から普通の文章にして「ゾンビが迫り」とすると字余りが解消します。
添 「夢の中ゾンビが迫り目が覚める」
原 「カメラ持ちビデオスマホで発表会」 ママ
下の句の「発表会」が六音字で字余りになっています。この句の場合、上五と下の句を入れ替えて、下五は「カメラ持つ」として、中七の助詞は「の」に換えると良いでしょう。
添 「発表会ビデオスマホのカメラ持つ」
原 「お母さんもどったとたん眠くなり」 ママ
上五の「お母さん」が気になります。中七に続けるために助詞を使った方が良いと思います。この場合、「母さんに」とすると助詞の「に」を入れても五音字で収まります。
添 「母さんにもどったとたん眠くなり」
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「自転車で近道探し遠回り」 ママ
「出しゃばったたびに自分の首をしめ」 ママ
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「先生は心で泣いて子に笑顔」 ママ
3人目の子が幼稚園に行き始めて、一人になる時間が持てて、保育士不足ということを聞き、保育園でパートをすることにしました。
40歳にして、初めて保育園に飛び込んでみました。それは想像以上に過酷なことでした。子どものおしめをかえたり、眠らせることには慣れていましたが、保育士の仕事はそれだけではありません。半年たち、雑用ばかりでなく、責任のある仕事も頼まれるようになり、失敗することも経験するようになりました。落ち込みますが、子どもの前では何があっても笑顔で保育していく努力をしています。保育士は他の保育士の人との連携も大切です。リーダーは保育を進めていき、サブリーダーはリーダーを盛り上げ、雑用はすべての準備や片付けをして、サブ雑はたりないところを補います。どの役も大切であり、子どものことを一番に考え、スムーズに行うようにしなければいけません。
全く気が抜けない仕事ですが、私の好きな仕事です。先生は子どもの前では何があっても笑顔でがんばるという決意の句です。
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「手遊びをすれば次第に集まる子」 ママ
「組体操土台になって筋肉痛」 長女
「台風のとてもうるさい雨の音」 長男
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「ハンターが迫ってくるよ逃走中」 長女
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「せがんでも買ってもらえぬウォークマン」 長女
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「いちょうのきよるはおばけになっちゃった」 次女
今月号に次女の句が初めて掲載されました。
子どもと一緒に句を考えていくということはとても楽しいことです。
苦しみを川柳にして、詠んでみると笑顔になれます。
言いにくいことも川柳にして、詠んでみるとストレートに言うより共感できるように思えます。
子育ての場面では、もっとこうすればいいのにと腹が立っていたことを川柳で言ってみると「もっとこう言ったらいいんじゃないか」と子どもに直されたりして、笑い話で終わることがあります。
川柳で笑顔が増える子育てを目指して頑張りたいです。
長い文章を最後まで読んでくださりありがとうございます。