クルーズ船運営会社は5日、新型コロナウイルスに感染した乗客乗員10人の内訳を、オーストラリア2人、日本3人、中国3人、米国1人、フィリピン人1人と発表した。
新型コロナウイルスに感染した香港の男性が乗っていたとして検疫などを受けていたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」に乗っている10人が、ウイルスに感染していることが確認された。
加藤厚労相「31名分のウイルス検査の結果が判明し、10名の方から陽性反応が出た」
加藤厚労相は緊急会見で、クルーズ船に乗っている10人が新型コロナウイルスに感染していることを発表した。内訳は、50代4人、60代4人、70代1人、80代1人。うち3人が日本人で、7人が外国人だった。このうち3人が日本人で、50代と60代の女性と、60代の男性だという。
このクルーズ船には感染した香港の男性が乗っていたが、10人のうち1人は香港の男性と一緒に鹿児島でバスツアーに参加していて、もう1人は香港の男性の濃厚接触者だという。(この型が香港の男性にうつした可能性のほうが高いのでは???)
乗船している人のうち、発熱などの症状がある人と濃厚接触者273人のうち、検査結果が出たのは31人で、残りの人の検査結果はまだ出ていない。(PCR検査は、時間も手間もかかるのです)
厚生労働省は、病院に搬送された10人以外の乗客・乗員は、感染防止のため14日間は船内にとどまってもらうとしている。
国内で集団感染が確認されたのは初めて。【阿部亮介、梅田啓祐】
那覇で下船した22人は追跡されているのだろうか。乗客13人と乗組員9人の計22人は下船後、そのまま飛行機で県外にたった。4日現在、沖縄県内にとどまっている人はいないとのことです。
10人は午前7時半ごろから神奈川県内の医療機関に順次搬送されている。いずれも意識があり、重症の人はいないという。残りの乗客乗員について厚労省は、感染していなくてもウイルスの潜伏期間が過ぎる14日間程度、船内にとどまってもらう方針。持病がある人や高齢者についても追加で検査することを検討している。
新型コロナウイルスは指定感染症となり、2類感染症に相当するが、より強制的な措置が取れる1類相当への変更について加藤厚労相は「そういった措置をとらないといけない状況は発生していない」と、現時点では否定的な見方を示した。
クルーズ船は1月20日に横浜港を出発し、鹿児島に寄港後、同25日に香港に到着。那覇を経由して2月3日に横浜に戻った。厚労省によると、香港で下船した男性と接触した36人のうちの2人が感染していたが、この男性から広がったかどうかは「全体の検査が終わっていない現段階では評価できず、分からない」としている。(ここが問題で、どちらがどちらにうつしたのか。私は、香港の男性がうつされた可能性のほうが高いのではないかと思っています。)
乗客乗員の内訳は57カ国・地域から乗客2666人、乗員1045人。乗客のうち1281人が日本人という。
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<figcaption>大黒ふ頭沖に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から、海上保安庁の巡視艇に乗り移る人(中央)=2020年2月5日午前8時52分、本社ヘリから</figcaption>
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病院へ順次搬送
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」には、第3管区海上保安本部の巡視艇2隻が派遣され、感染者を同本部横浜海上防災基地(横浜市中区)に搬送した。横浜赤レンガ倉庫に隣接する基地周辺では、市消防局の隊員らが防護服を着て対応。待機していた救急車で市立市民病院(保土ケ谷区)に向かった。
市民病院は神奈川県で唯一の「第1種感染症指定医療機関」で、通院患者の多くが出入りする正面玄関前には報道陣も詰めかけ、午前10時半すぎから、感染者を乗せたとみられる救急車が次々と到着した。
一方、2週間程度下船できなくなったクルーズ船では、5日朝から自室を出ないよう要請があった上、持病のある人の持参薬がなくなるなど不安が広がった。
乗客によると、5日午前6時半ごろ、「日本検疫より、全てのお客様には客室で待機いただくよう指示がございました」と船内アナウンスがあった。同8時20分ごろにも、「10人の方から新型コロナウイルスの陽性反応が出た。この検疫は少なくともあと14日間は続く」と伝えられた。
妻や知人と一緒に乗船している兵庫県宝塚市の会社員、中西恒さん(67)は、約35平方メートルの部屋に妻と2人でとどまることを余儀なくされた。4日早朝に検温などの検疫を受けたが、症状はなく、作業は数分で終わった。船内でショーを鑑賞したり、食事をしたりするなどして過ごし、「新型コロナウイルスのことは話題に上がっていたが、混乱はなく、普通に過ごしている人が多かった」という。
5日朝、食事は提供されるとのアナウンスがあったものの、午前10時半までには提供されておらず、ボトルに入れていた水を飲んで空腹をしのいだ。別の部屋で過ごす中西さんの知人は高血圧の持病があるが、「薬がない」と困っているという。中西さんは「14日間も閉じ込められた経験はないので、どうなるのか想像できない」と話した。【松本惇、池田直、木下翔太郎】
あれれれれ???? 中国・武漢からチャーター機で帰国した人について、これまで政府は、ウイルスの最大潜伏期間とされる2週間、宿泊施設に滞在することを要請してきました。しかし、WHO=世界保健機関が最新の知見に基づき、当初の想定より短い「最長でも10日」程度という見通しを新たに示したことを受け、政府も帰国者の経過観察期間を10日間に短縮すると発表しました。
じゃ、なかったっけ。なんで、チャーター機で帰国した人は10日で クルーズ船の乗客は14日なの?厚生労働省 やることに整合性がないですぞ!!!10日でも長いと思うのに
PCR検査して陰性だった人も「あとで陽性になる可能性もあるから」とか言って解放しないのだろうなあ。症状が出たら検査 出なかったら検査しない という一貫性を持てば、初めから無症状病原体保有者なんて存在しないのだ!!(検査しないからわからない)無症状でも感染させる可能性がある とかいうのだろうなぁ。だから、感染の可能性があって、症状のない人は、外出を控えればいいのだ。感染の可能性のある人を全員閉じ込めて、全員にPCRを(何度も)施行するって不可能だとわからないのかなぁ。不可能と分かっていても、厳密に漏れがないシステムを描かないと国民は許さないみたいだ。そんなシステム、絵に描いた餅でしかなくて、今後崩壊するのは目に見えているのにね!!
ところで、ダイアモン・プリンセスは運がないという題でしたね。
建造中の火災事故
2002年10月1日、午後5時50分頃、長崎市飽の浦町の三菱重工業長崎造船所内にて造船所2180番船として艤装工事中のダイヤモンドプリンセスが火災を起こした。出火時に船内では約1000名の従業員が作業をしていたが全員すぐに避難して怪我人などは出なかった。稲佐消防署の発表では出火場所は船体中央部付近で全14デッキ(甲板)のうちの下から5番目のデッキ付近から出火したと見られている。施主であるP&Oに対する納入期限が2003年7月に迫っていたため、同時に建造していた2番船(造船所2181番船・サファイアプリンセス)を急遽、新「ダイヤモンドプリンセス」として改修し、2004年2月に(「ダイヤモンドプリンセス」としては)7ヶ月遅れながらも納入にこぎつけた。なお炎上した造船所2180番船は造船所の香焼工場に移されて焼損部分を完全に撤去し、新「サファイアプリンセス」として改修され、2004年5月にデビューを果たしている。
てなことがあったのですよ。 ついてないねぇ!!