前回、田舎の一医療機関が暇になっていると書いたのだが、昼ご飯を食べに行った先のご飯屋さんで聞いても、やはり客の入りは悪くなっているらしい。
TVでいろいろな職種を回ってインタビューしていたが、観光産業、外食産業、バス・タクシー業界、航空会社どこも景気が悪そうだ。インバウンドに頼っていたところは勿論だけれど、人々が家に閉じこもっていては、ネット以外でお金を落とすところがない。
ここは奈良の中部であるが、奈良の観光地もガラガラのようだ


たまに、鹿せんべいを持った観光客が現れると、ドドドっと飢えた鹿たちに取り囲まれるらしい
現在、景気が良いのは、マスク業界、消毒薬業界くらいのものなんじゃないかと思えてしまう。
中国が大騒ぎになってからも株価が下落しないのが不思議だったのだけれど、イタリアに感染が広がったとたんに暴落が始まった。
漸く身近に感じた?(白人中心に経済は動いている?)
これからは、人の動きもモノの動きもより強く抑制されて・・・・
COVID-19騒ぎは政府が言うほどの短期間で収束するなんてあり得ない。政府は、「これからの1~2週間が、急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」なんて言っているが、3月に入ってしばらくしたら「これからの1~2か月が、急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」に言葉を変え、5月に入ってオリンピックが無観客になるのか中止になるのか どちらかになって漸く肝を据えて長期作戦に変更するのだろう。
ということで、これから経済は氷河期に突入していきそうだ。
景気が何で決まるか。政府や日銀の音頭取りもあるけれど、究極、民大衆のフィーリングです。
いくらネット社会だといっても・・・・
自宅に閉じこもって、ほかの人と接触しないようにしていたら・・・・消費意欲は委縮しますよねぇ
政府が、ここ1,2週間が瀬戸際 と言うのは、願望です。1,2週間が瀬戸際であってほしい。
でも、現実には・・・・瀬戸際が今後しばらく続くのです
それは、過去の類似のウィルス感染症事例から普通に想像されることです。
政府の発表しているグラフによると、感染のピークを抑えると、感染の山は右のほうに移行します。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/view/?utm_int=detail_contents_news-link_002
右のほうへ移行・・・すなわち長期化、遷延するということです。
感染のピークを抑えるべきなのは当然の策ですが、同時に長期化することに対する覚悟も持たないといけないと思っています。
学校の休校なども、自治体ごと、事情に合わせて冷静に対応しないと、再開するタイミングが見つからず、いつまでも開けることができない事態にもなりかねません。
皆で、前向きに力を合わせて考えないと、目に見えない難敵には対処困難です。
しっかり学びながら、冷静に恐れながら最善の対処を目指しましょう