昨日は五年生英語クラスの保護者さんとの懇談日。悩みをお持ちでした。周りのママ友さん達皆が「ねぇねぇ、英検!(対策してる??)」ばかりが今もっぱらの最先端話題だそう。
ひとつずつ想いを紐とくと、要は、
「香さんのところで息子が習ってる英語クラスは、中学で始まる座学にスムーズに移行できる内容なのか、つまり英検が受かる子になるのか?」
を心配されつつも、わたしの持論の
「英検なんて準1級でやっと大卒の就職に役立ち、2級だと使用人レベルしかない。」をも理解できていて、周りのママ友を、幾分冷ややかに、「ああ、英検協会の商売根性に振り回されてるなぁ」、とも見えるようになってきた、ともおっしゃる(笑)
まずもって、英検5級をとれたら、英検1級までの「自動資格取得」線路にのれた?
そんなわけでもなんでもないことに、どれだけのそのママたちお氣づきでしょうか。
でも、5級が取れたら、もうこのまま1級までとれるわよね、と信じる氣持ちは発生する。5級を合格させられた、英語教育を与えられた自分の判断と経済力に安心する。ほんの短期間しかもたない安堵だとも知らず。
膨大な英語を知っていて、テスト対策もわかる、のと、
テストで点数取り方はしってる、だけどそれ以外の英語なんてしらない。
どちらをお子さんに望んでいるかの話。
ちなみにこの相談ママの息子さん、うちに来て1年だけど、非常に素直な性格で、わたしのクチをよく凝視し、一生懸命マネをするので、いまやシャドウイング力凄くあがり、中3レベル難易度ある英文を、文法構成ルールしらずとも、クチから言える。
だけれども、ちょっとおっとりタイプで、座学英語という、いままでやったことのないことへの移行するセンスをもっていないんじゃないだろうか???が このママの最大心配でした。
周りは公文英語さえやっていれば英検には受かる!と皆いうし、どうしよう!!と頭ぐるぐるで、冷静になれない状態でした。
我が家でのレッスンはひたすら物語のロールプレイング、マザーグースの詩習得。物語は民話、生活会話集、宮沢賢治まで、10話ぐらいを繰り返し取り組んでいます。それを正月パパも参加の「さんかび」で、目撃、感動されました。中学入学まではどれだけ大量に物語を英語と日本語の両方でお子さんに注ぎいれるか。特には母語の方が大事で(笑) これは言語(思考形成)の重要な基礎です。ここを省くとテスト対策ちゃん、だけが生まれますし、暗記しただけの脈略ないコトバは長期記憶には残りません。
以上が、上記心配と可能性を紙に書き出したすべてでした。
座学へ移行センスがあるかどうか、今はまだわからない、の心配。
ならば、それって、中1の1学期だけ、わたしが家庭教師をすれば、無事移行できてるかをチェックできますね?ついていけるとわかった時点で家庭教師やめればいいですし、 と提案すると、
(このお子さんが1年間どういう英語の拾いかたをしてきたか、わたしは覚えているので、このお子さんがラクに会得できたのと同じ方法で、学校授業への反応を確認すればいいだけ、わたしには難しくない作業^^)
初めて不要な心配にこころを奪われてる事実に氣がつかれ、
また対策があることに安堵されて、帰られました(^^)
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このわたしのお子さん向け英語レッスンは、「えいごとにほんごのおはなしかい」 のお月謝制お稽古事バージョンです。
だいたい同年齢のお子さん同志のグループレッスンとしています。
内容は対象年齢設定のない「えいごとにほんごのおはなしかい」の上級編というだけですので、
見学・体験希望のかたは、まずは、上記「おはなしかい」への参加をおすすめします。
詳細応相談。お問い合わせなどは⇒ https://kaorikotoba1.sakura.ne.jp/contact.php