人生に3度

人生に3度絵本を！

柳田邦男氏　「絵本の力」松居直氏・河合隼雄氏と共著　岩波書店
１．自分が子どもの時
２．自分が子育ての時
３．人生の後半に入った時～絵本から思いがけず新しい発見というべき深い意味をよみとることが少なくないと思うのです。



ジャーナリストの柳田邦男氏が訳される絵本は、力強い社会メッセージがあるものばかり。
ヤクーバとライオン（勇気）とか。

今日はこども図書館の新書コーナーで
「その手に1本の苗木を」～マータイさんのものがたり　クレアAニヴォラ作　

”モッタイナイ”で有名なマータイさんの実話だそうです。

本当に大切な事に目を向けて、

＜それって何のため？

それよりも重要なことはこっちじゃない？

の問いかけ＞

そしてリーダーシップをとってアクションの遂行、結果まで見守る。今の日本、特に日本人女性にたくさんのメッセージを残しているようにおもいます。




絵本、と聞けば、

字が読めない幼稚園の子まででしょう？
わたしたち大人が手にするものではないわ。

小学生なら「そんなのみてないで、
もっと字の多い本を自分でよみなさい。」

これっていたって一般的な認識だと思います。


図書館や本屋の検索で、たとえばこの柳田邦男氏「訳」の絵本リストから選んでみてみてください。

大人だからこそ*、わかる、深さ、
人生において大切なものが何か、
それをこんなにも少ない文字数で、かつ強烈な印象で教えてくれる、

そんな出会いがあなたを待ってることでしょう。


大人のこころのおせんたくに超おすすめです。







*とつけたのは、本当は子どももその本質を理解できるからです。
ただ、時間をかけて自分の中で咀嚼するので、せっついて説明させたり、わかった？どうだった？など聞いてはいけません。


子どもにはかわいそうよ！
まだはやいわよ。
教えなくていいんじゃない？


一見親切な理解者にみえるこれらの配慮。

昔なら伝承民話で教えてもらえたような人生において大事なことが、
＜大事なこととは、愛・友情・勇気・といった美しいものから、妬み、狡猾、卑怯といった美しくないものも、そのほかあらゆるものがみんな存在するのだと知ること＞

はい、みんななかよくね。ごめんなさいといったからもうなかよしよ。はい、よかったね。
そこで終わる教育。

かたや３Dゲームで人を簡単に殺すゲームができて、
リセットボタン押せば死んでなかったことになる。

こんな無責任な２極化の中に放っておかれたこどもたちは

実際の社会にでてショックを受けて現実に対応できないまま・・・どうなるかご存知でしょう？

罪ある「よき理解者ぶりっこ」はやめないといけません。