2009/03/30 記
悠久の沃野を望み 「バングラデシュ紀行記」報告ー7(小規模水資源開発事業)
2月17日(火)訪問
※小規模水資源開発事業(有償資金協力)
実施年度:平成19年度~
供与限度:53億円
実施期間:地方行政技術局(LGED:Local Government Engineering Department)
バングラデシュ北東部、及び中部において小規模水資源管理用インフラ整備(湛水防除、排水改善、表流水貯留、灌漑)により農業・漁業生産の増加を図り、地域経済発展と貧困削減に寄与する事を目指している。
乾季には水不足、雨季にはかなりの地域が水没する状況の中、少なくとも乾季において安定した水の供給が図れ二毛作から三毛作へと収穫量も増えつつある。 2016年における事業状況を、米収穫量:3割増、漁獲量:2.7倍を目標としている。
大型プラント設備と違い、割と簡易な施設(ポンプ装置、貯水槽、給水配管、供給側溝)であり、村落毎に設置する事により、大きな効果が期待されている。 又、水管理協同組合活動を通じた住民組織の強化、意識向上も図られ、新たなるコミュニティー創りにも連動した面白い相乗効果がでてくるのでは? と思えた。
※映像で一部紹介。
①小規模水資源開発 https://youtu.be/H8GUT2OZNWE
②市場及び女性自立支援施設 http://www.youtube.com/watch?v=iS9HgrVoUcI
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