アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

落胆してしまったのである。

2007-07-12 | Weblog
 この仕事はするな! と言っている。魂が。

 ここで折れるな! と言っている。誇りが。

 しかし、その仕事を拒否しなかった。




    先輩に言われた。

 「ここで引くのはおかしいだろう。それが分からないはずないじゃないか」。

 分からないはずないのである。それだけに、失望させ、失望した。



 「おかしいと思ったら、やっぱり言わなきゃ」。先輩からよく言われてきたし、後輩にもよく言ってきた。その言葉を、おれ自身が実行しなかった。
 やっぱり、おかしいと思った事はしちゃいけない。

 「欲深き人の心と降る雪は、積もるにつけて道を忘るる」「叱るな子供、来た道だ。笑うな年寄り、行く道だ」。俺は「道」が見えていない。

 「俺はへなちょこなんだ」と実感した。「妥協点」を見つけるのとは違う。俺は、折れたのだ。数字を考えて、誇りをちょっと少し離れた所にしまい込んでしまったのだ。忘れてるふりをした。



 折れたこと。先輩を失望させたこと。なにより自分をごまかしたこと。

 魂が「情けない」と酷く泣いている。


 四十五の夏、「青臭さ」を失ってしまった。
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