この仕事はするな! と言っている。魂が。
ここで折れるな! と言っている。誇りが。
しかし、その仕事を拒否しなかった。
先輩に言われた。
「ここで引くのはおかしいだろう。それが分からないはずないじゃないか」。
分からないはずないのである。それだけに、失望させ、失望した。
「おかしいと思ったら、やっぱり言わなきゃ」。先輩からよく言われてきたし、後輩にもよく言ってきた。その言葉を、おれ自身が実行しなかった。
やっぱり、おかしいと思った事はしちゃいけない。
「欲深き人の心と降る雪は、積もるにつけて道を忘るる」「叱るな子供、来た道だ。笑うな年寄り、行く道だ」。俺は「道」が見えていない。
「俺はへなちょこなんだ」と実感した。「妥協点」を見つけるのとは違う。俺は、折れたのだ。数字を考えて、誇りをちょっと少し離れた所にしまい込んでしまったのだ。忘れてるふりをした。
折れたこと。先輩を失望させたこと。なにより自分をごまかしたこと。
魂が「情けない」と酷く泣いている。
四十五の夏、「青臭さ」を失ってしまった。
ここで折れるな! と言っている。誇りが。
しかし、その仕事を拒否しなかった。
先輩に言われた。
「ここで引くのはおかしいだろう。それが分からないはずないじゃないか」。
分からないはずないのである。それだけに、失望させ、失望した。
「おかしいと思ったら、やっぱり言わなきゃ」。先輩からよく言われてきたし、後輩にもよく言ってきた。その言葉を、おれ自身が実行しなかった。
やっぱり、おかしいと思った事はしちゃいけない。
「欲深き人の心と降る雪は、積もるにつけて道を忘るる」「叱るな子供、来た道だ。笑うな年寄り、行く道だ」。俺は「道」が見えていない。
「俺はへなちょこなんだ」と実感した。「妥協点」を見つけるのとは違う。俺は、折れたのだ。数字を考えて、誇りをちょっと少し離れた所にしまい込んでしまったのだ。忘れてるふりをした。
折れたこと。先輩を失望させたこと。なにより自分をごまかしたこと。
魂が「情けない」と酷く泣いている。
四十五の夏、「青臭さ」を失ってしまった。
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