19日から24日まで、5泊6日の西国三十三所3年目、最後の巡拝です。
出発直前に、2名の方が体調不良で、そのご家族を含めて5名減り、総勢10名になりました。
本人は「大丈夫!」と行きたくてたまらないみたいですが、高齢でもありますし、用心のため仕方がありません。
19日、お昼に肥後観音寺を出発しましたが、これから長時間バスに乗らなければならないので、
少しでも快適に過ごせるよう、途中、100円ショップに立ち寄ってもらい、クッションや
スリッパなどを買い込みました。
新門司港に着き、夕方4時に乗船、5時に出発です。
翌朝20日は、4時起床、5時に朝食、5時45分に泉大津港に到着です。
港を出て、一路、長野の善光寺を目指します。
大阪、奈良、三重、愛知、岐阜を通過し、ちょうど12時に善光寺に到着しました。
善光寺でお参りしたあと、信州の新そばで昼食です。
車窓からは、たわわに実ったリンゴ畑が見え、リンゴ狩りがしたくなりました。
今回は33番から25番まで、逆打ちで回ります。
次は岐阜県揖斐川町谷汲の33番華厳寺に向かい、そのすぐ前の旅館に泊まりました。
3時間半かかり、着いたのは夜の7時です。
この日は、850kmほど走ったそうで、運転手さん、本当にお疲れ様でした。
朝、8時の開門を待って華厳寺にお参りし、次は滋賀県のお寺です。
32番観音正寺は、近江国の繖(きぬがさ)山の山頂にあります。
ふもとからは、バスは登れないので、タクシーに乗り換えて、2往復して運んでもらいました。
タクシーの降車場所からさらに歩いて登ったところにあるので、結構しんどかったです。
次の長命寺に着くと、上り口で止められました。
山頂の駐車場がいっぱいなので、車の乗り入れを規制していて、すでに5,6台が待っています。
山頂に行くまでに1時間ほど待たなければならないそうで、とてもそんな時間はありません。
仕方なく、次のお寺を目指しました。
次の宝厳寺は、琵琶湖の中に浮かぶ竹生島にあります。
長浜港から船で30分のところにあり、周囲2kmのお寺と売店だけの島です。
港からいきなり長くて急な階段があり、心臓バクバクの修行となりました。
またフェリーで長浜に戻り、福井県小浜市を目指しましたが、行けども行けども琵琶湖が見え、
その大きさを実感させられました。
小浜の宿泊所に着いたときは、すっかり暗くなっていてよくわからなかったのですが、
目の前がすぐ日本海で、翌朝、朝の散歩を楽しんだ人もいました。
22日は29番の松尾寺です。
狭い道をくねくねと続いていて、そこを中型バスで登る運転手さんはすごいなぁと感心します。
次の28番成相寺は、天の橋立のすぐそばです。
本堂に着くと、その前でバイオリンを弾きながらマイクを使って歌っている男性がいます。
なんだろうと思いながら、お経を唱えたのですが、いっしょに行っている友人が「高石ともやだ!」と興奮気味です。
若い頃、コンサートに行ったこともあるそうで、「こんなところで出会えるなんて、、」と感激していました。
帰ってからHPを見たら、巡礼歌奉納のため、3月からスタートして、走りながら西国三十三所巡りをしているそうです。
お寺の上には、パノラマ展望台があり、天の橋立が望めるそうですが、バスで10分かかるというので、
あきらめて帰ろうとしていたら、お寺の方が、すぐ下の料金徴収所の横から登って行くと、
上の展望台と同じ景色が見れますよ、と教えてくれました。
弁天山展望台は、歩いて2,3分のところにあり、天の橋立がきれいに見えます。
以前、パノラマ展望台から見たことのある人が、こちらの方が近くてきれいに見える、と言っていました。
なんだか、ちょっと得した気分です。
ここから、兵庫県姫路市にある書写山円教寺に向かいます。
円教寺は西の比叡山とも言われる修行の場です。
ロープウェイで一気に山頂まで上りますが、そこからまたバスでお寺まで送ってもらいました。
以前は歩いて行ってたそうで、たいへんだったようです。
この日は、ここに泊まるので、ゆっくりと境内を散策しました。
夕食時、一人ずつペットボトルの水が置かれています。
その水は、宮崎県の霧島の水で、書写山円教寺の名前入りです。
なんでも、開祖の性空上人が霧島で修行中、水がなくて困っている人の為に、水が湧き出るようにしてくれた、と伝えられていて、その霧島神宮の水なのだそうです。
23日、朝6時半から円教寺のお勤めに参加し、8時半の始発のロープウェイで降りてきました。
ふもとのお土産屋さんにバスを置かせてもらっていたので、そこでお土産を買うことになりました。
いろいろ試食して、千年杉に見立てたロールケーキを買ってきましたが、帰ってから、説明書きを読んでみたら、
2002年、トムクルーズが一週間、書写山円教寺にヘリコプターで通い、翌年、ラストサムライが完成したそうで、
帰国の際に姫路の思い出にと、この千年杉のお菓子を50本も持ち帰ったそうです。
26番一乗寺、27番播州清水寺を回って、最後の目的地、番外の大阪四天王寺へ向かいます。
これまで山奥のお寺が多くて自然がいっぱいのところばかりだったので、高層ビルの風景にちょっとなじめません。
四天王寺は、今から1400年前、聖徳太子が建立された日本仏法最初の官寺で、今も金堂、講堂、五重塔など、
広い境内に大きな建物があり、大勢の人で賑わっていました。
神戸港には、2時間も前に着いてしまいましたが、無事にフェリーに乗れてほっとしました。
24日は、31番札所の長命寺が、大渋滞で行けませんできしたので、その代わりに、九州西国31番札所になっている福岡の鎮国寺にお参りをし、すべて終了です。
お昼過ぎに、肥後観音寺に到着しました。
行く前は、体調を崩して何日も寝込んだので、行こうかどうか迷ったという70代の方も、旅先で日に日に元気になり、自分でも驚かれていました。
80代の方もいらっしゃいますが、みなさん、こんな長距離移動や長い急な階段の昇り降りなど、誰一人脱落せずに、楽しく全行程を終わることができて、信心の力ってすごいなぁ、と言われていました。
来年は四国八十八か所巡りになります。
それまで、私も負けないように体力をつけないと・・・。
出発直前に、2名の方が体調不良で、そのご家族を含めて5名減り、総勢10名になりました。
本人は「大丈夫!」と行きたくてたまらないみたいですが、高齢でもありますし、用心のため仕方がありません。
19日、お昼に肥後観音寺を出発しましたが、これから長時間バスに乗らなければならないので、
少しでも快適に過ごせるよう、途中、100円ショップに立ち寄ってもらい、クッションや
スリッパなどを買い込みました。
新門司港に着き、夕方4時に乗船、5時に出発です。
翌朝20日は、4時起床、5時に朝食、5時45分に泉大津港に到着です。
港を出て、一路、長野の善光寺を目指します。
大阪、奈良、三重、愛知、岐阜を通過し、ちょうど12時に善光寺に到着しました。
善光寺でお参りしたあと、信州の新そばで昼食です。
車窓からは、たわわに実ったリンゴ畑が見え、リンゴ狩りがしたくなりました。
今回は33番から25番まで、逆打ちで回ります。
次は岐阜県揖斐川町谷汲の33番華厳寺に向かい、そのすぐ前の旅館に泊まりました。
3時間半かかり、着いたのは夜の7時です。
この日は、850kmほど走ったそうで、運転手さん、本当にお疲れ様でした。
朝、8時の開門を待って華厳寺にお参りし、次は滋賀県のお寺です。
32番観音正寺は、近江国の繖(きぬがさ)山の山頂にあります。
ふもとからは、バスは登れないので、タクシーに乗り換えて、2往復して運んでもらいました。
タクシーの降車場所からさらに歩いて登ったところにあるので、結構しんどかったです。
次の長命寺に着くと、上り口で止められました。
山頂の駐車場がいっぱいなので、車の乗り入れを規制していて、すでに5,6台が待っています。
山頂に行くまでに1時間ほど待たなければならないそうで、とてもそんな時間はありません。
仕方なく、次のお寺を目指しました。
次の宝厳寺は、琵琶湖の中に浮かぶ竹生島にあります。
長浜港から船で30分のところにあり、周囲2kmのお寺と売店だけの島です。
港からいきなり長くて急な階段があり、心臓バクバクの修行となりました。
またフェリーで長浜に戻り、福井県小浜市を目指しましたが、行けども行けども琵琶湖が見え、
その大きさを実感させられました。
小浜の宿泊所に着いたときは、すっかり暗くなっていてよくわからなかったのですが、
目の前がすぐ日本海で、翌朝、朝の散歩を楽しんだ人もいました。
22日は29番の松尾寺です。
狭い道をくねくねと続いていて、そこを中型バスで登る運転手さんはすごいなぁと感心します。
次の28番成相寺は、天の橋立のすぐそばです。
本堂に着くと、その前でバイオリンを弾きながらマイクを使って歌っている男性がいます。
なんだろうと思いながら、お経を唱えたのですが、いっしょに行っている友人が「高石ともやだ!」と興奮気味です。
若い頃、コンサートに行ったこともあるそうで、「こんなところで出会えるなんて、、」と感激していました。
帰ってからHPを見たら、巡礼歌奉納のため、3月からスタートして、走りながら西国三十三所巡りをしているそうです。
お寺の上には、パノラマ展望台があり、天の橋立が望めるそうですが、バスで10分かかるというので、
あきらめて帰ろうとしていたら、お寺の方が、すぐ下の料金徴収所の横から登って行くと、
上の展望台と同じ景色が見れますよ、と教えてくれました。
弁天山展望台は、歩いて2,3分のところにあり、天の橋立がきれいに見えます。
以前、パノラマ展望台から見たことのある人が、こちらの方が近くてきれいに見える、と言っていました。
なんだか、ちょっと得した気分です。
ここから、兵庫県姫路市にある書写山円教寺に向かいます。
円教寺は西の比叡山とも言われる修行の場です。
ロープウェイで一気に山頂まで上りますが、そこからまたバスでお寺まで送ってもらいました。
以前は歩いて行ってたそうで、たいへんだったようです。
この日は、ここに泊まるので、ゆっくりと境内を散策しました。
夕食時、一人ずつペットボトルの水が置かれています。
その水は、宮崎県の霧島の水で、書写山円教寺の名前入りです。
なんでも、開祖の性空上人が霧島で修行中、水がなくて困っている人の為に、水が湧き出るようにしてくれた、と伝えられていて、その霧島神宮の水なのだそうです。
23日、朝6時半から円教寺のお勤めに参加し、8時半の始発のロープウェイで降りてきました。
ふもとのお土産屋さんにバスを置かせてもらっていたので、そこでお土産を買うことになりました。
いろいろ試食して、千年杉に見立てたロールケーキを買ってきましたが、帰ってから、説明書きを読んでみたら、
2002年、トムクルーズが一週間、書写山円教寺にヘリコプターで通い、翌年、ラストサムライが完成したそうで、
帰国の際に姫路の思い出にと、この千年杉のお菓子を50本も持ち帰ったそうです。
26番一乗寺、27番播州清水寺を回って、最後の目的地、番外の大阪四天王寺へ向かいます。
これまで山奥のお寺が多くて自然がいっぱいのところばかりだったので、高層ビルの風景にちょっとなじめません。
四天王寺は、今から1400年前、聖徳太子が建立された日本仏法最初の官寺で、今も金堂、講堂、五重塔など、
広い境内に大きな建物があり、大勢の人で賑わっていました。
神戸港には、2時間も前に着いてしまいましたが、無事にフェリーに乗れてほっとしました。
24日は、31番札所の長命寺が、大渋滞で行けませんできしたので、その代わりに、九州西国31番札所になっている福岡の鎮国寺にお参りをし、すべて終了です。
お昼過ぎに、肥後観音寺に到着しました。
行く前は、体調を崩して何日も寝込んだので、行こうかどうか迷ったという70代の方も、旅先で日に日に元気になり、自分でも驚かれていました。
80代の方もいらっしゃいますが、みなさん、こんな長距離移動や長い急な階段の昇り降りなど、誰一人脱落せずに、楽しく全行程を終わることができて、信心の力ってすごいなぁ、と言われていました。
来年は四国八十八か所巡りになります。
それまで、私も負けないように体力をつけないと・・・。