24日から28日の4泊5日で、高知県の24番から38番、
それに愛媛県の39番から43番からまでの遍路旅へ行ってきました
24日、午後6時半集合だったのですが、早めに来る人もいるかも、と4時半にはお寺に行きました。
案の定、家にいても落ち着かないからと5時に来た人がいました。
昨年と同じ第一観光のお世話で、午後7時、総勢16名で出発です。
29名乗りのバスなので、ほとんどの方が二人掛けのところに一人ずつ
ゆったりと座ることが出来ました。
9時半に小倉浅野港から乗船して、出発は9時55分でした。
翌朝は、4時起床なので、すぐに寝る準備をして、早々に休みました。
朝5時に松山港で下船、まだ暗く、雨が降っています。
6時、石鎚山SAで朝食と食べた後、一路、高知県を目指します。
8時、高速を下りた近くにある29番国分寺から、お参りのスタートです。
この頃には雨も止み、暑くもなく寒くもなく、お参り日和です。
今回、初参加の方が一人いたので、お参りの仕方を教えてあげました
お寺についたら、まず門でお辞儀をして、中へ入ります。
次に手を洗ってから、本堂にろうそくと線香をあげたあと、納め札を箱に入れて
お賽銭をあげ、鐘を鳴らします。
そのあと、みんなでお題目、般若心経を唱えてお参りします。
本堂が終わると、大師堂でまた同じことを行います。
帰るときも、門で一礼をしてから出ます。
お寺の納経所で、納経帳や掛け軸に朱印を押してもらうのですが、
それは、私たちがお参りしている間に、添乗員さんがまとめてやってくれます。
初めての方には、納経帳に書いてもらっている様子を見てもらいましたが、
一冊ずつ手書きをされているのに、驚かれていました。
次は室戸岬まで、一気に移動です。
10時半にようやく御厨人窟に到着しました。
ここは、お大師様が修行された洞窟で、この洞窟からは海と空しか見えません。
そこから空海という名を名乗られるようになったそうです。
バスで坂道をグルグルと廻って、洞窟の上にある24番最御崎寺でお参りしました。
その後は、来た道を戻りながら、25番津照寺、26番金剛頂寺とお参りしていきました。
駐車場まではバスで行けますが、それから本堂までは階段が多く、上るのがたいへんです。
昼食後、27番神峯寺は、2台の大型ハイヤーに乗り換えて、狭い山道を10分ほど上ります。
遍路道はさらに急坂なので、上るのに一苦労でしょうね。
28番大日寺、30番善楽寺で本日のお参りが終わり、5時半、高知駅近くのホテルに到着です。
夕食前にみんなで歩いて、はりまや橋を見物に行きました。
“はりまや橋で、坊さん、かんざし、買うをみた”というよさこい節で有名です。
このお坊さんは実在の人物で、思いを寄せた娘にかんざしを買い、それがうわさになり駆け落ちしたが
追っ手に見つかり、別々に引き裂かれたという話です。
はりまや橋は、ほんの数歩で渡れるくらいの小さな橋ですが、
橋のたもとには、お土産屋が立ち並んでいます。
みなさん、たくさんのお土産を買われていました
26日は、朝8時出発で、31番竹林寺、32番禅師峰寺を巡り、桂浜へ。
桂浜には有名な坂本龍馬の像があります。
10月22日から11月27日まで、期間限定で像の横に足場が組まれていて
真横から龍馬をみることが出来ました。
33番雪渓寺、34番種間寺、36番青龍寺(朝青龍の名前の由来になった寺)
35番清滝寺、37番岩本寺と巡って、38番金剛福寺を目指します。
午後3時半、37番で若い男女の歩き遍路さんに出会いました。
途中で道連れになり、男性は野宿、女性は遍路宿に泊まっているそうで、
一日歩いて、やっと今日最初のお寺にたどりついたそうです。
36番から37番まで約60km、バスで1時間かかりました。
38番のお寺は、足摺岬の先端にあります。
夕日がきれい、というので岬めぐりを楽しみにしていたのですが、
途中でだんだん暗くなり、木々の間から、チラッ、チラッと夕焼けが見えました。
結局、お寺は5時に閉まってしまうので、間に合わず、ホテルに着いたときは
周りは真っ暗。
37番から2時間余り、約90kmの行程です。
歩き遍路だと2日から3日かかるそうです。
途中、ほとんど人家もなく、女の遍路さん、暗くなったらどうするんだろう、と
みんなで心配していました。
土佐は修行の道場と言われ、お寺とお寺の間隔が長いことで知られています。
いつか歩き遍路をしたいな、と思っていましたが、この距離にはちょっと考えてしまいます
27日は7時過ぎにホテルを出て、38番金剛福寺でお参りしたあと、足摺岬巡りです。
雲一つないお天気で、海が輝いています。
海に浮かぶ岩の上に何やら動くものが・・・。釣り人でした
足摺岬から少し戻って、9時すぎ、四万十川下りです。
乗船場のバスに乗り換えて、上流に向かうのかと思ったら、下流に向かっています
河原に下りると、屋形船が待っていました。
船も川下に向かって出発しました。
ここは海に近く、川の下側には塩水、上側は真水だそうで、満潮と干潮では2mも水位がかわるそうです。
流れもほとんどなく、エンジンをかけないと、船も止まってしまうくらいです。
川下りと思っていたら、四万十川遊覧ということでした
川では漁師さんが漁をしていて、その様子を見せてくれました。
仕掛けをあげると、モクズガ二やうなぎが入っています。
別のところでは、投げ網を見せてくれましたが、こちらは不漁でした。
その他、石積みでうなぎを取る方法やアオサノリの採取方法、シラスウナギの取り方など
船頭さんが面白おかしく説明してくれて、1時間あまりの遊覧でしたが、とても楽しいものでした。
それにしても、四万十川で生計を立てている人が2600人もいるというのにびっくりです。
日本最後の清流と言われるゆえんですね。
38番で土佐の国は終わりですが、来年のことも考え、松山港へ向かう途中にある愛媛県の
39番延光寺、40番観自在寺、41番龍光寺、42番仏木寺、43番明石寺までお参りを済ませました。
その後、道後温泉にゆっくり入り、夕食を食べた後、松山港へ。
同じ船で小倉浅野港に翌朝5時に到着です。
外はまだ暗く、雨が降っているようです。
6時、基山SAでうどんとおにぎりの朝食を取り、
8時には、肥後観音寺に帰ってきました。
昨年もそうでしたが、荷物を降ろして、解散するまでは
雨が止んでくれるので、大助かりです。
87歳、86歳の方が参加されていましたが、
最後まで、若い人より元気でした。
また来年もみなさん一緒に行けるように願っています
それに愛媛県の39番から43番からまでの遍路旅へ行ってきました
24日、午後6時半集合だったのですが、早めに来る人もいるかも、と4時半にはお寺に行きました。
案の定、家にいても落ち着かないからと5時に来た人がいました。
昨年と同じ第一観光のお世話で、午後7時、総勢16名で出発です。
29名乗りのバスなので、ほとんどの方が二人掛けのところに一人ずつ
ゆったりと座ることが出来ました。
9時半に小倉浅野港から乗船して、出発は9時55分でした。
翌朝は、4時起床なので、すぐに寝る準備をして、早々に休みました。
朝5時に松山港で下船、まだ暗く、雨が降っています。
6時、石鎚山SAで朝食と食べた後、一路、高知県を目指します。
8時、高速を下りた近くにある29番国分寺から、お参りのスタートです。
この頃には雨も止み、暑くもなく寒くもなく、お参り日和です。
今回、初参加の方が一人いたので、お参りの仕方を教えてあげました
お寺についたら、まず門でお辞儀をして、中へ入ります。
次に手を洗ってから、本堂にろうそくと線香をあげたあと、納め札を箱に入れて
お賽銭をあげ、鐘を鳴らします。
そのあと、みんなでお題目、般若心経を唱えてお参りします。
本堂が終わると、大師堂でまた同じことを行います。
帰るときも、門で一礼をしてから出ます。
お寺の納経所で、納経帳や掛け軸に朱印を押してもらうのですが、
それは、私たちがお参りしている間に、添乗員さんがまとめてやってくれます。
初めての方には、納経帳に書いてもらっている様子を見てもらいましたが、
一冊ずつ手書きをされているのに、驚かれていました。
次は室戸岬まで、一気に移動です。
10時半にようやく御厨人窟に到着しました。
ここは、お大師様が修行された洞窟で、この洞窟からは海と空しか見えません。
そこから空海という名を名乗られるようになったそうです。
バスで坂道をグルグルと廻って、洞窟の上にある24番最御崎寺でお参りしました。
その後は、来た道を戻りながら、25番津照寺、26番金剛頂寺とお参りしていきました。
駐車場まではバスで行けますが、それから本堂までは階段が多く、上るのがたいへんです。
昼食後、27番神峯寺は、2台の大型ハイヤーに乗り換えて、狭い山道を10分ほど上ります。
遍路道はさらに急坂なので、上るのに一苦労でしょうね。
28番大日寺、30番善楽寺で本日のお参りが終わり、5時半、高知駅近くのホテルに到着です。
夕食前にみんなで歩いて、はりまや橋を見物に行きました。
“はりまや橋で、坊さん、かんざし、買うをみた”というよさこい節で有名です。
このお坊さんは実在の人物で、思いを寄せた娘にかんざしを買い、それがうわさになり駆け落ちしたが
追っ手に見つかり、別々に引き裂かれたという話です。
はりまや橋は、ほんの数歩で渡れるくらいの小さな橋ですが、
橋のたもとには、お土産屋が立ち並んでいます。
みなさん、たくさんのお土産を買われていました
26日は、朝8時出発で、31番竹林寺、32番禅師峰寺を巡り、桂浜へ。
桂浜には有名な坂本龍馬の像があります。
10月22日から11月27日まで、期間限定で像の横に足場が組まれていて
真横から龍馬をみることが出来ました。
33番雪渓寺、34番種間寺、36番青龍寺(朝青龍の名前の由来になった寺)
35番清滝寺、37番岩本寺と巡って、38番金剛福寺を目指します。
午後3時半、37番で若い男女の歩き遍路さんに出会いました。
途中で道連れになり、男性は野宿、女性は遍路宿に泊まっているそうで、
一日歩いて、やっと今日最初のお寺にたどりついたそうです。
36番から37番まで約60km、バスで1時間かかりました。
38番のお寺は、足摺岬の先端にあります。
夕日がきれい、というので岬めぐりを楽しみにしていたのですが、
途中でだんだん暗くなり、木々の間から、チラッ、チラッと夕焼けが見えました。
結局、お寺は5時に閉まってしまうので、間に合わず、ホテルに着いたときは
周りは真っ暗。
37番から2時間余り、約90kmの行程です。
歩き遍路だと2日から3日かかるそうです。
途中、ほとんど人家もなく、女の遍路さん、暗くなったらどうするんだろう、と
みんなで心配していました。
土佐は修行の道場と言われ、お寺とお寺の間隔が長いことで知られています。
いつか歩き遍路をしたいな、と思っていましたが、この距離にはちょっと考えてしまいます
27日は7時過ぎにホテルを出て、38番金剛福寺でお参りしたあと、足摺岬巡りです。
雲一つないお天気で、海が輝いています。
海に浮かぶ岩の上に何やら動くものが・・・。釣り人でした
足摺岬から少し戻って、9時すぎ、四万十川下りです。
乗船場のバスに乗り換えて、上流に向かうのかと思ったら、下流に向かっています
河原に下りると、屋形船が待っていました。
船も川下に向かって出発しました。
ここは海に近く、川の下側には塩水、上側は真水だそうで、満潮と干潮では2mも水位がかわるそうです。
流れもほとんどなく、エンジンをかけないと、船も止まってしまうくらいです。
川下りと思っていたら、四万十川遊覧ということでした
川では漁師さんが漁をしていて、その様子を見せてくれました。
仕掛けをあげると、モクズガ二やうなぎが入っています。
別のところでは、投げ網を見せてくれましたが、こちらは不漁でした。
その他、石積みでうなぎを取る方法やアオサノリの採取方法、シラスウナギの取り方など
船頭さんが面白おかしく説明してくれて、1時間あまりの遊覧でしたが、とても楽しいものでした。
それにしても、四万十川で生計を立てている人が2600人もいるというのにびっくりです。
日本最後の清流と言われるゆえんですね。
38番で土佐の国は終わりですが、来年のことも考え、松山港へ向かう途中にある愛媛県の
39番延光寺、40番観自在寺、41番龍光寺、42番仏木寺、43番明石寺までお参りを済ませました。
その後、道後温泉にゆっくり入り、夕食を食べた後、松山港へ。
同じ船で小倉浅野港に翌朝5時に到着です。
外はまだ暗く、雨が降っているようです。
6時、基山SAでうどんとおにぎりの朝食を取り、
8時には、肥後観音寺に帰ってきました。
昨年もそうでしたが、荷物を降ろして、解散するまでは
雨が止んでくれるので、大助かりです。
87歳、86歳の方が参加されていましたが、
最後まで、若い人より元気でした。
また来年もみなさん一緒に行けるように願っています