今日は ひろしん文化講演会の司会

　まず　最初に　坪井宏　「ひろしん経営者協議会会長」　「広島信用金庫理事長」より　ご挨拶がありました。
ご挨拶の中では　「ひろしん経営者協議会」は昭和６３年に発足し　今回の文化講演会は１８回目の講演であるということ、また　回を重ねるごとに多くの皆さまに関心をもっていただき、今年の入場整理券ご希望の方の数も過去最多だったというお話もありました。毎年　最新の経済情勢を広島県内の経営者の皆様に生の声でお届けしているこの講演会、今後の事業活動にお役立てくださいとのメッセージでした。
　今年の講師は　経済学博士の竹中平蔵先生。
竹中先生は　現在は　慶應義塾大学総合政策学部教授・グローバルセキュリティ研究所所長でいらっしゃいます。　

「今後の日本経済と成長の展望」と題しての講演

　まずは　世界で何がおこっているかのポイントに続き、日本の経済情勢についてのお話がありました。
　「虫の目ではなく、鳥の目をもって全体をみましょう」という言葉が皆さんの印象に残ったと思います。　それは　「ミクロな視点ではなく　マクロな視点で物事をみる」ということ。　
　どんな会社でも「ミクロ」の仕事をする人、そして　会社全体を「マクロ」な視点でみる人が必要で　どちらが欠けても　会社も社会もうまくいかないなぁと思いました。いろんな細かい事例も　数字で理論だてて　お話をされている様子はとてもわかりやすく　舞台裏でテレビ討論をみているようでした。
　
　講演会の最後には　世界のリーダーの前でスピーチをした東北の被災地の小学生のスピーチの披露などもあり　「日本人は立派だと世界のリーダーにも評価されている。　私たちひとりひとりの精神が大切なのです。」というメッセージでしめくくられました。