今日は朝から仕事が積んでいた。
そりゃそうだ、夏休みの終盤〜新学期の始まりの時期なのだからね。
すべてのルーティンが少しずつ遅れてしまっている。
さっき、姑のお世話に行った時に、姑がつぶやいた。
うちの家をな、外から見てみたいねん。
え?
でも、おかあさん、今は夜中やし、外から見ても何にも見えませんよ。
明日の朝、明るい時に、下に降りて見てみましょうね。
(明日はデイサービスで、外に出かけられる。)
それで姑は納得した。
義理姉が言う。
さっきは、鴨川が流れるのを見てみたい、って言ってはったよ。
死ぬ前にもう一度見たいって。
胸がつまった。
姑の目にはどんな景色が写っているのだろう。
子供達と遊んだ河原?
おとうさんやおかあさんや、夭折した妹さんと遊んだ思い出?
けれど、おばあちゃんは、覚えていないのだ、前日に言ったことを。
それでも、毎日同じ言葉をくり返すのだ。
本当に行きたいのだろうな、鴨川の河原に。
近くて遠い場所。
(Internetより)
そりゃそうだ、夏休みの終盤〜新学期の始まりの時期なのだからね。
すべてのルーティンが少しずつ遅れてしまっている。
さっき、姑のお世話に行った時に、姑がつぶやいた。
うちの家をな、外から見てみたいねん。
え?
でも、おかあさん、今は夜中やし、外から見ても何にも見えませんよ。
明日の朝、明るい時に、下に降りて見てみましょうね。
(明日はデイサービスで、外に出かけられる。)
それで姑は納得した。
義理姉が言う。
さっきは、鴨川が流れるのを見てみたい、って言ってはったよ。
死ぬ前にもう一度見たいって。
胸がつまった。
姑の目にはどんな景色が写っているのだろう。
子供達と遊んだ河原?
おとうさんやおかあさんや、夭折した妹さんと遊んだ思い出?
けれど、おばあちゃんは、覚えていないのだ、前日に言ったことを。
それでも、毎日同じ言葉をくり返すのだ。
本当に行きたいのだろうな、鴨川の河原に。
近くて遠い場所。
(Internetより)