宇宙機のペーパークラフトやプラモデル等の製作日記です。
宇宙機模型製作日記



 サフェーサーを吹いたヴォストーク機械船部分です。

 直径3.5cm、高さ1.7cmの中に、これだけのディティールが詰め込まれています。

 手に入れて驚いたのは、配線が宙に浮いていることです(うーむ、もっと上手な表現はないものか)。写真を拡大して、左側の配線を見ていただければ……。

 これほど凄いレジンキットですが、どうしてもレジンを注入する過程で気泡が生ずるようです。幸い、このキットでは目立つところの気泡は少なかったですが、それでも何カ所か、パテ盛り整形が必要となりました。モノが小さいだけに、溶きパテを爪楊枝に取って流し込む、という感じです。

 模型雑誌を読むと、サフェーサーもスプレーから瓶に吹き出して、それからシンナーで薄めてエアガンで吹き直せ、とかありました。その方が、平滑な下地ができるのでしょうが……今回も、1/24同様、まず完成を最優先します。

 手持ちのスプレーを使い切るぞ!と、訳の分からない気合いを入れて、さらに作業を進めます。




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 模型作りの楽しさはいろいろあります。どのキットを探す楽しみ、手に入れたキットを眺める楽しみ。作業を初めても、部品を切り出す楽しみ、整形する楽しみ等々。でも、整形した部品を塗装するところまでくると、嬉しいものです。

 ヴォストークのレジンキット、サフェーサー吹きです。レジンキットは離型剤が残っていて塗装をはじくと本で読んだので、食器用洗剤でよく洗いました。

 サフェーサーは1/24のキットで使った缶スプレーの残りです。ガス圧が心配だったので、缶を湯煎してから(危険かも)使いました。

 サフェーサーを吹くと、パーツの状態がよく分かります。レジンキット特有のあの問題点が……。

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 親指の痛みをこらえつつ、作業を続けます。

 このキット、レジンのパーツは写真の四つだけですが、これに16本のアンテナがつきます。そこで、アンテナを差し込む穴を開けなければなりません。

 アンテナに使うのは直径0.5mmくらいの真鍮線。塗料の厚みも考えて、0.6mmの穴を開けます。使う道具は写真中央のピンバイス。先端に極細ドリルを付けて手で回します。

 もう、二十年以上前に買った道具ですが、ちゃんと使えます。ドリルは新しく購入しましたが……その極細ドリルの値段が、このキットの半額くらいかかったりします。

 キットは素材、工具と塗料、そして製作者の情熱で模型は完成する!と自分に言い聞かせて作業を進めます。

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 ヴォストーク宇宙船、というより、レジンキットとの戦いです。

 余計なレジンを切り取ります。以前、1/35LEMの記事でご紹介したエッチングソーを使いました。刃の薄さが強みです。根気よく作業を進めます。

 レジンキットは初めて作るので、分からないことだらけです。ノコギリでの切りかすはプラスチックよりサラサラしているような。でも、硬い。焦ってはいかん、と思っていたのに事故が。

 動かしていたノコギリが部品から外れて、親指の先をザックリ。模型を作っていてケガをしたことは少ないのですが、油断しました。バンドエイド三枚重ねで何とか止血。……皆様、くれぐれもご注意を。

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 さて、ヴォストーク宇宙船のレジンキット、部品はこれだけです。

 ちょっと塗装して接着すれば完成!に見えるのですが、その前にクリアしなければならないことが。

 レジンキットは、まず原型を製作し、シリコンゴムで型を取って、その型にレジンを流し込んで作られます(これでいいですよね?)。プラモデルでもランナーがあるように、レジンのはみ出した部分を削らねばなりません。

 で、これがまた硬いんです。プラスチックより削りにくい気がします。ナイフで試したら、刃が滑って指を切りそうになりました。うーむ、これはアレを使うしかありません。

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 久しぶりのプラモデルの次は、レジンキットに初挑戦です。

 再びヴォストーク宇宙船ですが、今度は1/72です。1/24と比べると……当たり前ですが小さいですね。

 しかし、細部の表現は、レベル1/24のキット以上です。特に機械船が秀逸なのですが、塗り分けは大変そう……。そして、塗り分け以前に、プラモデルでは必要がなかった作業が、いくつか待っております。

 初めて、というのは心躍るものですね。楽しみながら少しずつ製作を進めるつもりです。

 

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 ヴォストーク宇宙船が完成しました。

 「宇宙の傑作機ヴォストーク宇宙船」によると、1961年4月12日午前9時7分に打ち上げられたガガーリンは、高度175kmから300kmを飛行して地球を一周、10時35分に大気圏再突入のための逆噴射を行いました。

 ところが、カプセルと機械船をつなぐアンビリカルケーブル(へその緒:私は「エヴァンゲリオン」で始めてこの言葉に出会いました)が切れず、不規則な回転をしたまま、再突入するはめに。

 この事実は、1991年まで公表されていなかったとのことです。NHKで放映された「SPACE RACE」では、その非常事態をCGで再現していました

 「非常事態」で思い出しました。二日前の記事、足元の窓の件も、ちゃんと「宇宙の傑作機」に書いてありました。ヴォストーク宇宙船は基本的に全自動のシステムですが、自動操縦システムが故障した時に、この窓の光学装置を利用して再突入の姿勢制御をするそうです。

 再突入の加熱でアンビリカルケーブルが焼き切れたおかげで姿勢が安定、後は予定通りに進み、高度7,000mで射出され、午前10時55分、ガガーリンは再び大地に立ちました。史上初の有人宇宙飛行、成功の瞬間です。

 久しぶりにプラモデルを完成させました。出来はともかく、ペーパークラフトとは違った種類の満足感を味わっております。となれば、次に作るのは……。

 

 

 

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 ヴォストーク宇宙船のカプセルが完成しました。

 人形があると、実物の大きさがイメージしやすいですよね。カプセルの直径は約2.3mだそうです。

 1961年4月12日午前7時10分にガガーリンは、このカプセルの中の射出座席に座り、午前9時7分に打ち上げられました。

 この射出座席のギミックが欲しくて買ったようなキットでしたが、写真右上のハッチが問題でした。昨日、30年前のキットにしては、部品の合いが良いと書きました。ハッチの合いも抜群で、一度はめると容易には取れません。

 飾る時はハッチを閉めておきたいし、ということで、この後、ガガーリンはカプセル内部に封印されます。結構塗装に苦労したフィギュアでしたが、今度見るのはいつになることやら。

 明日は、ヴォストーク宇宙船の完成写真を!

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 ボストーク宇宙船カプセルの製作を進めて、コックピット部分を、本体に接着しました。

 大スケールだけに、宇宙飛行士が外を見るための「窓」が透明部品で再現されています。

 宇宙飛行士の顔のそば、右側に一個、足元に一個取り付けられています。……足元のは何のためでしょう。「宇宙の傑作機ヴォストーク宇宙船」に図と説明があったような気が。これは読み直さねばなりませぬ。

 このレベルのキット、30年以上前に発売されたものの再生産品ですが、パーツの合いは大変に良いです。例えば、この窓も、仮組みもしないで塗装をしてしまったのですが、ちょっと本体接着部分の塗装をナイフで剥がしただけで、ぴったりと付きました。

 これで、二つのお椀を接着すれば、あとはアンテナ等を取り付けるだけです。

 

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 ヴォストークの機械船と三段目です。

 実際の打ち上げではあり得ない状態ですが、まさに製作途中の記念写真と言うことで。

 27日に全体像を紹介しました。あれは、展示場所として本棚の一角を確保し、そこで撮影したものです。でも、宇宙機の背景はやはり黒ですよね。

 ヴォストーク宇宙船の模型、この状態で長さが20cm近くになり、私の用意した背景では、撮影が難しくなってきました。完成したら、どうやって撮影しよう……、などと心配しております。

 話は変わって、昨日の「第三展示場」の件、検索したら分かりました。

 発売時期未定ながら、ソユーズ宇宙船、V2、国際宇宙ステーション等々、素晴らしいアイテムばかりではありませんか!

 三つ目のケースを準備して、発売を待つことに。ああ、楽しきかな、模型趣味。

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