里の秋
斎藤信夫 作詞
海沼実 作曲
静かな静かな 里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ 母さんとただ二人
栗の実 煮てます いろりばた
YOUTUBEより
元々の歌詞は昭和16年に書かれた『星月夜』で、戦地に出征した父親の武運を祈るという内容でした。
やがて終戦を迎え、この歌詞は復員兵や引き揚げ者たちの無事を祈る歌詞に書き換えられました。
敗戦のどん底の中、人々に癒しと希望を与えた名曲となりました。
歌詞の中の【背戸】という言葉は現在では死語となってしまいましたが、
【家の裏口とか裏手】という意味で、別の童謡の『カナリヤ』では
♪ 歌を忘れた カナリヤは 背戸の小籔に 埋めましょか~
となっていて、以前はよく使われていた言葉のようですね。