港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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1967年 『青い影』 プロコル・ハルム

2015-10-21 07:24:34 | 続・60年代ポップス変遷史

”A Whiter Shade of Pale” Procol Harum



ヨハン・セバスチャン・バッハの『教会カンタータ』第140番「目ざめよと呼ぶ声あり」にインスパイアされたものと
言われるこの曲は、キース・リードの作詞、ゲイリー・ブルッカーの作曲によるものです。
プロコル・ハルムはキーボード担当のゲイリー・ブルッカーを中心としたイギリスの5人組のロック・バンドで、
ゲイリーのピアノとマシュー・フィッシャーのオルガンによるダブル・キーボードによる新しい試みで当時の全英
1位を独走する大ヒットになりました。

We skipped the light fandango
turned cartwheels 'cross the floor
I was feeling kinda seasick
but the crowd called out for more

↓はプロコル・ハルムの『青い影』 YOUTUBEより


1967年 『オーケイ!』 デイヴ・ディー・グループ

2015-10-20 08:28:26 | 続・60年代ポップス変遷史

”Okay!” Dave Dee Group



幼馴染で結成されたデイヴ・ディー・グループ (Dave Dee, Dozy, Beaky, Mick & Tich)は英国出身のバンドです。
本来のバンド名はメンバーの名前を並べたものですが、あまりにも長いため日本ではデイヴ・ディー・グループと
呼ばれていました。バンドとしてはそれほど注目されていませんでしたが、ハワード・ブレイクリー作詞・作曲の
この曲が全英チャートの第4位まで上昇しました。


All the world has got its worries.
Every night has got its dream.
But it’s Okay! With your arms around me
Okay! Now your love has found me
Okay! When I feel I’m close to you

↓はディヴ・ディー・グループの『オーケイ!』 YOUTUBEより



1967年 『待ちくたびれた日曜日』  ヴィッキー

2015-10-19 10:01:38 | 続・60年代ポップス変遷史

”待ちくたびれた日曜日” Vicky Leandros



『恋はみずいろ』の大ヒットにより1967年10月に初来日したヴィッキーによる和製ポップスです。
この曲は小園江圭子の作詞、山上路夫が作曲した純歌謡曲ですが、上手な日本語でファンの心を射止め、
その後にも『白い十字架』で再び日本語盤をリリースしています。
日本では1967年12月から翌年の3月にかけてヒットしていました。

↓はヴィッキーの『待ちくたびれた日曜日』 YOUTUBEより



1967年 『恋はみずいろ』 ヴィッキー

2015-10-18 07:22:39 | 続・60年代ポップス変遷史

”L'Amour Est Bleu” Vicky Leandros



甘い水色そして悲しい灰色と 恋の色模様を綴ったこの曲は、ピエール・クールの作詞、アンドレ・ポップの作曲に
よるもので、1967年ヴィッキーが18歳の時にルクセンブルグ代表として第12回ユーロビジョン・ソング・コンテストに
出場して第4位に入賞した曲で、これによってヴィッキーは一躍世界から脚光を浴びることになりました。
このヴィッキー (本名・ヴィッキー・ヴァシリキー・レアンドロス・パパサナシウ) はギリシャの出身なのですが、父親が
ヴォーカル・クインテットのリーダー兼作曲家として活躍していたこともあり、9歳の時にドイツに移住、高校在学中の
16歳の時にドイツでレコード・デビューを果たしています。『恋はみずいろ』はバイリンガル歌手ヴィッキーの実質的な
世界デビュー曲となりました。
日本では1967年9月から年末にかけて大ヒットしています。

Doux, doux, l'amour est doux
Douce est ma vie, ma vie dans tes bras  
Doux, doux, l'amour est doux
Douce est ma vie, ma vie près de toi
Bleu, bleu, l'amour est bleu
Berce mon cœur, mon cœur amoureux 
Bleu, bleu, l'amour est bleu
Bleu comme le ciel qui joue dans tes yeux

↓はヴィッキーの『恋はみずいろ』 YOUTUBEより




1967年 『花のサンフランシスコ』 スコット・マッケンジー

2015-10-17 03:25:41 | 続・60年代ポップス変遷史

”San Francisco” Scott McKenzie



反戦運動が盛んとなった60年代後期において、人類愛を唄ったスコット・マッケンジーのこの曲は、軽快でちょっと
サイケデリックな調べで、瞬く間に世界中で大ヒットしました。
この曲の作詞・作曲は『夢のカリフォルニア』で有名なママス&パパスのジョン・フィリップスで、彼は1961年に
スコット・マッケンジーたちと組んでいたフォーク・クループ【ジャーニーメン】(Journeymen)のメンバーとして活動
していたことがありました。そんな二人の友情の証しとしてこの曲をスコット・マッケンジーに提供したそうです。
日本でも1967年8月から11月にかけて大ヒットしています。

If you’re going to San Francisco
Be sure to wear some flowers in your hair
If you’re going to San Francisco
You’re gonna meet some gentle people there

↓はスコット・マッケンジーの『花のサンフランシスコ』 YOUTUBEより