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旅の友・ポップス編 (333) 『オー・シャンゼリゼ』

2018-01-26 18:11:11 | 旅の友・ポップス編

『オー・シャンゼリゼ』 ダニエル・ヴィダル
”Les Champs-Elysées” Daniele Vidal 【YOUTUBEより】


原曲は英国のマイケル・ディーギャンとマイケル・ウィルショーの共作によりジェイソン・クレストが唄った
『ウォタルー通り』(Waterloo Road)です。
1969年にピエール・ドラノエがウォタルー通りをシャンゼリゼ通りに替えてフランス語の翻案歌詞をつけて
ジョー・ダッサンが唄いました。これを1971年に人気急上昇中の親日アイドル歌手ダニエル・ヴィダルが
カヴァーして日本では同年夏から秋にかけての大ヒットになりました。
ちょっと能天気なシャンゼリゼ讃歌です。

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旅の友・ポップス編 (332) 『また恋に堕ちて』

2018-01-25 15:02:57 | 旅の友・ポップス編

『また恋に堕ちて』 マレーネ・ディートリッヒ
”Ich bin von Kopf Bis fuss auf Liebe” Marlene Dietrich 【YOUTUBEより】


1930年制作、ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督によるドイツ映画『嘆きの天使』の主題歌です。
この曲は『嘆きの天使』のために1930年にロベルト・リープマンが作詞、フリードリッヒ・ホレンダーが作曲したもので、
ディートリッヒが頽廃的に太腿をあらわにして唄う場面は、世界映画史に語り継がれる衝撃の名シーンとなりました。
男の運命を破滅させる魔性の女の誕生の瞬間です。
映画はハインリッヒ・マン原作の大衆小説の映画化で、アメリカですでに成功していたユダヤ人のスタンバーグ監督や
エミール・ヤニングスをドイツに連れ戻してドイツ・ウーファーがその社運をかけて作らせたもので、ドイツ映画の
トーキーの記念碑となりました。
スタンバーグは映画界ではほとんど無名に近いディートリッヒを起用、光と影の見事な映像と彼女の頽廃美によって
転落していく男の人生の心の深淵を抉り出すことに成功しています。
また、ディートリッヒのハスキーな劇中歌は観る者の心に残酷に刻まれ、そしてその魔性に魅了されていきました。

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2014-12-21 映画音楽史(315)『嘆きの天使』1931年公開

旅の友・ポップス編 (331) 『ワン・モア・チャンス』

2018-01-24 14:18:48 | 旅の友・ポップス編

『ワン・モア・チャンス』 テディ・ランダッツォ
”One More Chance” Teddy Randazzo 【YOUTUBEより】



イタリア系アメリカ人のシンガーソングライター、テディ・ランダッツォによる情感のこもったバラードです。
テディ・ランダッツォは1954年にスリー・チャックルズのメンバーとなった後、ロックン・ローラーのソロ歌手として
活動を始めますが残念ながら日本ではほとんど無名で、1962年の『ワン・モア・チャンス』が唯一のヒットとなりました。
当時の私の一押しの曲でしたが【今週のベストテン】において、1962年5月の第4週に一度だけ10位にランクイン
するのが精一杯でした。

One more chance, one more chance
All you ask is one more chance
To break my heart
Dear, it wasn't very long ago
That you called an end to old romance
Now I find you come back crying here
Begging me for one more chance
One more chance, one more chance
All you ask is one more chance
To break my heart


旅の友・ポップス編 (330) 『ジプシーの嘆き』

2018-01-23 12:13:53 | 旅の友・ポップス編

『ジプシーの嘆き』 マランド楽団
”Lamento Gitano” Malando 【YOUTUBEより】



メキシコの女性ポピュラー作曲家マリア・グレベールが作詞・作曲したエキゾチックな楽曲です。
元々はタンゴではありませんでしたが、マランドやアルフレッド・ハウゼなどがコンチネンタル・タンゴとして
レパートリーに入れています。
子供の頃、ワイラナ・グラス・シャック・ボーイズの『セントルイス・ブルース』の裏面がこの曲だったので
蓄音機でよく聞いたものでした。

YOUTUBEを調べていましたら、
ハワイアン・バンドのワイラナ・グラス・シャック・ボーイズの『ジプシーの嘆き』が上がっていました。
SP盤なのでちょっと音質が悪いようですがこの機会に貼っておきます。

『ジプシーの嘆き』 ワイラナ・グラス・シャック・ボーイズ
”Lamento Gitano” Wailana Grass Shack Boys 【YOUTUBEより】



旅の友・ポップス編 (329) 『想い出のタンゴ』

2018-01-22 13:56:18 | 旅の友・ポップス編

『想い出のタンゴ』 ブレンダ・リー
”He's Sure To Remember Me” Brenda Lee 【YOUTUBEより】



1964年にジャッキー・デシャノンが作詞・作曲したバラードです。
本国、日本ともにそれほど売れなかったようですが、私の好みの一曲でもあります。

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