大原には京都駅から路線バスで向かいました。
1時間以上かかり路線バスとしてはかなり長距離です。
大原のバス停で降りて三千院まで歩いて15分くらいかかります。
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三千院は最澄が比叡山に建立した一堂宇でしたが、平安後期以降代々皇族が住持につくつく門跡寺院となります。三千院は比叡山から山麓の坂本、さらに京都御所近く、明治になって大原に移転し現在に至ります。
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御殿門をくぐり左側の受付を済ませて御殿に入ります。
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それほど大きな御殿ではないので緑の多い庭もコンパクトにまとまっています。
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聚碧園(しゅうへきえん)と名付けられた池泉観賞式庭園。
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最も重要な法要である御懴法講(おせんぼうこう)が行われる宸殿。
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国宝・阿弥陀三尊像が祀られている極楽往生院。脇侍は左が勢至菩薩、右が観世音菩薩。脇侍2体は前かがみの姿勢をとっています。
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極楽往生院が立つ庭は苔むしており、数体のわらべ地蔵が佇んでいます。
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わらべ地蔵の前を通り金色不動堂を過ぎてさらに奥に行くと川沿いに鎌倉石仏とおさな地蔵数体が並んでいます。
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三千院の後は近くの勝林院に行きました。勝林院は天台声明の修行道場だそうです。
法然の名前を一気に高めた大原問答が行われた場所でもあります。
この日は見学自由となっていました。本堂には金色の阿弥陀如来坐像と毘沙門天立像、不動明王立像が安置されています。
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勝林院見学後、来た道を引き返しバス停からさらに反対方向に進み寂光院を目指しました。
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寂光院の本堂は2000/5/9の火災で消失しましたが、その後本堂と本尊・六万体地蔵菩薩は復元されました。復元された菩薩像は色鮮やかな彩色が施されています。
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庭の池の畔には秋海棠が咲いていました。
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本堂から少し離れた場所に平清盛の娘である建礼門院徳子が平家と安徳天皇の菩提を弔った庵室跡があります。あまり日の当たらない寂しい場所でした。
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帰りのバスには余裕があるので山あいの仏の里である大原の里をのんびりと散策しながら停留所まで戻りました。