クロムの備忘録的ダイアリー

定年後の日々の楽しみや関心事、具体的には写真、カメラ、観る将あるいは投資の話題などを綴っていきます。

吹上コスモス畑

2021年10月12日 17時01分09秒 | 

先日見頃を迎えた荒川河川敷の吹上コスモス畑に行ってきました。
今年はコロナ禍のためコスモスフェスティバルは中止ですが、生育状況は良好でした。例年台風の影響で倒れてしまうことも多かったのでその点では幸いでした。









京都旅行4日目・金閣と下鴨神社

2021年10月11日 18時54分06秒 | 旅行

仁和寺の次に近くの鹿苑寺・金閣に行きました。
金閣は中学の修学旅行以来なので40年数年ぶりです。
金閣の金色はイメージより少し白っぽい感じがしました。


1階には足利義満と宝冠阿弥陀如来座像が置かれていました。


裏側からの金閣です。


すぐ近くには義満遺愛の松を仕立てた陸舟の松がありました。


高台には夕日が美しいというその名も夕佳亭(せっかてい)という茶室もありました。


金閣はさらっと見て下鴨神社にも寄ってみました。
下鴨神社は正式名を賀茂御祖(かもみおや)神社というそうで、賀茂別雷神社(上賀茂神社)とともに賀茂氏の氏神を祀る神社です。両社で催す葵祭で有名です。上賀茂神社とともに京都の社寺では最も古い部類に入ります。


朱塗りの楼門をくぐると正面に舞殿があります。葵祭の際に勅使が御祭文を奏上し東遊が奉納される。


舞殿の左側には神服殿があります。夏、冬の神服を奉製する御殿でした。


舞殿の右側には橋殿があります。御陰祭の際に御神宝を奉安する御殿だそうです。



橋殿の奥には井戸の上に祀られた井上社があります。
お祓いの社で禊などの儀式を行う場所で、前面には御手洗池があります。

京都旅行4日目・仁和寺境内

2021年10月09日 14時53分47秒 | 旅行

一段高くなった中門の先が仁和寺の境内となります。


中門内部には左に多聞天(毘沙門天)、右に持国天を安置しています。
いずれも力感に溢れ優れた像だと感じました。


中門の正面には金堂があります。


中門をくぐって左側には丈の低い遅咲きの桜として有名な御室桜が植えられています。



金堂に向かって進むと右手に五重塔が見えてきます。江戸時代の再建で高さ36.18m、各層の幅にあまり違いが見られないのが特徴です。塔内部には大日如来が祀られています。


塔から先に進むと仁和寺を守る九所明神が見えてきます。



さらに進むと一切経の経典を収めていた経蔵が現れます。
内部には釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩などが安置されています。緑の花頭窓が美しいです。


中門の正面の位置まで進むと仁和寺の本尊を安置する金堂があります。
慶長年間造営の御所・内裏紫宸殿を寛永年間(1624〜43)に移築したもので、現存する最古の紫宸殿です。


堂内は本尊の阿弥陀三尊像に加え四天王像や梵天像も安置され、壁面には浄土図や観音図などが極彩色で描かれています。

金堂のすぐ先には朱色の鐘楼があります。


境内の北東端には御影堂(みえどう)があります。宗祖弘法大師像、宇多法王像、仁和寺第2世の像を安置しています。


御影堂から境内中心部に戻る途中に観音堂があります。
本尊は千手観音菩薩で脇侍に不動明王、降三世明王、二十八部衆が安置されています。


なお上の写真のみ2018/2に東京国立博物館で開催された仁和寺と御室派のみほとけ展で再現された観音堂内部を撮影したものです。


最後に霊宝館に寄って仁和寺を後にしました。



京都旅行4日目・仁和寺御殿

2021年10月08日 18時35分47秒 | 旅行

仁和寺には京都駅からバスで向かいました。
仁和寺前で下車すると道路に面して巨大な仁王門が立っています。


内部には正面には仁王像が、裏面には唐獅子像が安置されています。
仁王門をくぐると正面に中門が見えます。中門の先は金堂を中心とした宗教的な寺域となります。


参道左側は宸殿を中心とした御殿の区画、参道右側には霊宝館が立っています。全体の配置は前日見学した醍醐寺に似ています。
最初に御殿を見学しました。御殿には宸殿を中心として、手前に白書院、奥に黒書院、さらに奥に霊明殿があります。庭の最奥部には遼廓亭と飛濤亭という茶室がありますが、非公開です。


各建物は渡り廊下で繋がれていて風情がありますね。


白書院からは南庭を挟んで勅使門と遠くに仁王門が見えます。
南庭には左近の桜と右近の橘が植えられており、白砂と杉が簡素な趣を感じさせてくれます。

白書院。左右に左近の桜と右近の橘が植えられています。


宸殿からは池泉式の雅な空間を演出する北庭が見られます。遠くに五重塔を望み、御殿で最も美しい場所です。
宸殿の内部の空間は金泥の雅な画題の襖絵で彩られており、さすがは門跡寺院といった趣です。
将棋ファンの私として興味深かったのは、竜王戦が2年続けて宸殿で開催されており、対局写真、封じ手用紙、記念扇子などの資料が展示されていたことです。対局はNETで中継されたのですが、仁和寺の関係者もその美しさに感嘆したということです。
関係者が感嘆した理由ですが、普段よりずっと明るい照明に照らされた部屋を見たことがなかったからだそうです。今年の竜王戦も第2局が仁和寺で開催されるそうで私も放映を楽しみにしています。

霊明殿側から見た宸殿。御殿の中心で竜王戦の対局場ともなった場所です。




建物間の空間も変化がありうまく処理されています。


御殿奥の霊明殿。薬師如来を祀っている。

霊明殿前の生け垣と飛び石。

京都旅行3日目・醍醐寺

2021年10月07日 17時06分17秒 | 旅行
午後は醍醐の花見で有名な醍醐寺に行きました。
醍醐駅から歩いたのですが、かなり距離がありました。

総門をくぐると正面に大きな仁王門があるのですが、最初に左手にある三宝院と庭園を見学しました。


御殿の手前には太閤枝垂れ桜という秀吉も見たという桜が目に付きました。





三宝院の中でも中心的な表書院は庭園全体が見渡せ、葵の間、秋草の間、勅使の間には落ち着いた絵柄の襖絵が描かれています。



庭園は醍醐の花見に際し、秀吉自らが基本設計したと伝えられています。
表書院の奥にも有名な棚のある奥宸殿、非常に鮮やかな桜と紅葉の襖絵のある純浄観が続きます。
一番奥には快慶作の弥勒菩薩が収められている別名弥勒堂と呼ばれている本堂があります。


また奥宸殿の裏手には非公開の茶室、松月亭がありました。

三宝院見学後、さらに境内を奥に進みます。

すると最初に黒の漆地に金箔の紋が鮮やかな唐門が通路左手に目に入ります。この門は朝廷からの使者を迎える際に使われました。



境内通路を進むと巨大な仁王門があり、頭部の大きな仁王像が迎えてくれます。この仁王像は平安後期に仏師勢増・仁増によって造立されたものです。

仁王門をくぐるとそこから先は醍醐寺の下伽藍となります。

下伽藍の中心は金堂で、和歌山の湯浅から移築したもので平安末期の様式を残しています。
内部には醍醐寺の本尊である薬師如来が安置されており、両脇侍と四天王立像が収めれています。
本尊と脇侍は鎌倉時代の作です。

金堂の右手奥には五重塔があります。京都府下で最古の木造建築物となっています。


金堂の先には不動堂があります。内部には小さな不動明王が収められていました。
不動堂のすぐ先には真如三昧耶堂があり、内部にはまだ新しそうな金色の涅槃仏が収められていました。


真如三昧耶堂の先には古びた日月門があります。


門の先には観音堂があります。内部には割と大きな如来像が安置されているのが見えました。



観音堂の先には池があり、池の畔に弁天堂が立っています。
ここが醍醐寺の最奥部となり、紅葉の名所だそうです。