昨日、紀子様が男子をご出産し、日本中が祝福ムードに包まれている。今朝の新聞もテレビもその話題で持ち切り。同じ6日に日本各地の病院で多くの新生児が生まれ、「とても光栄」と喜ぶ若い夫婦達の報道も目にする。
嘆かわしい暗いニュースが多い昨今、こんな微笑ましいビッグニュースに私もうれしい。「おめでとう!」と大きな声で云いたい。
でも云えない。
実は昨日、長兄のお嫁さんの訃報が届いた。68歳、まだまだ元気でいて欲しかった。
私が小学生の頃、大家族の我が家に嫁いで来たので末っ子の私は世話になった。優しくて働き者だった。雨降りの日に学校へ傘を持ってきてくれた時、級友に「若いお母さんやなあ」と云われ、鼻高々になった事もあった。休みの日には長兄夫婦に遊園地に連れて行ってもらった事もあった。両親が二組いるみたいだった。
そんないい思いをさせてくれた義姉(ギシ)が亡くなったので、世間と同じ気分になれないのは当然でしょう。また私の初めての甥っ子、一人息子の胸中を察すれば尚更の事である。
同じ日にあの世からのお迎えで惜しまれて逝く人がいれば、この世に期待されてコウノトリに運んで来てもらった人もいる。同じ日に明暗を分ける出来事。これが世の常なのか。複雑な思いに胸を焦がす。
嘆かわしい暗いニュースが多い昨今、こんな微笑ましいビッグニュースに私もうれしい。「おめでとう!」と大きな声で云いたい。
でも云えない。
実は昨日、長兄のお嫁さんの訃報が届いた。68歳、まだまだ元気でいて欲しかった。
私が小学生の頃、大家族の我が家に嫁いで来たので末っ子の私は世話になった。優しくて働き者だった。雨降りの日に学校へ傘を持ってきてくれた時、級友に「若いお母さんやなあ」と云われ、鼻高々になった事もあった。休みの日には長兄夫婦に遊園地に連れて行ってもらった事もあった。両親が二組いるみたいだった。
そんないい思いをさせてくれた義姉(ギシ)が亡くなったので、世間と同じ気分になれないのは当然でしょう。また私の初めての甥っ子、一人息子の胸中を察すれば尚更の事である。
同じ日にあの世からのお迎えで惜しまれて逝く人がいれば、この世に期待されてコウノトリに運んで来てもらった人もいる。同じ日に明暗を分ける出来事。これが世の常なのか。複雑な思いに胸を焦がす。