昨日の朝5時半に仕事場から帰宅、ブログをアップ&チェックを終えてテレビを見ていたら、外でサイレンがけたたましく鳴り響いた。窓の外を見ると橋の上でパトカーが停車、数人の警察官が川沿いの遊歩道に下りてきて何やら話している。
何事かと橋の所まで見に行くと川に男性らしき水死体がうつ伏せで浮かんでいた。横に寄って来た男性が「自殺か?」と尋ねたが「自殺は大体、靴を揃えて脱いでいる。靴をはいているから分かれへん」と返答。
その後もサイレンは鳴りやまず、パトカー3台、消防車3台、救急車、災害対応多目的車、事故処理車、覆面パトなど10台の車が次々にやってきた。
私達、十数人のやじ馬は黄色いテープの外に追い出された。自宅に戻り2階の窓からのぞいた時にはレスキュー隊が川に入り引き上げた後だった。
暫く様子を見てから床に入るが、「自殺?事故?他殺?」など妻と推測をしていると目が冴えて、時計の針は8時を指していた。
昼前に起きて橋の上を見ると数人の人が川面を見ながら何やら話している。朝の件で警察が来ているのかと様子を見ていたら欄干に横断幕を張った。
横断幕には『水澄む川をみんなでつくろう~手作りボートレース開催!』と書いてあった。
朝に水死体が上がった同じ場所でボートレース、それも手作りのボートで。「何も起こらなかったらいいが」と心配した。
そして時々、水死体の真因を考えながら窓の外を見るが、橋の上は何事も無かったように人々が行き交っていた。
一句:無機質な 都会の日常 垣間見た