Sさんの眼鏡が曇っているので御年80歳になるYさんが曇らなくなる方法をアドバイスをした。
客Y「生卵の殻に残ったわずかな白身を、レンズの表と裏に薄く塗ったらエエねん。鍋の時に湯気を浴びても曇れへんで」
客S「へえ、そうですか?いっぺんやってみるわ」
客Y「視界がクッキリするで」
私 「何でも、よう知ってはるね」
客Y「年寄りに聞いた話やけどな」
私 「Yさんが年寄りやん」
客Y「あ、そうか。忘れてたわ」
私 「仕方が無い。お年寄りやから」
客Y「年寄り年寄りて、年寄り扱いせんといてんか」
私 「おいくつですか?」
客Y「80歳や」
私 「俺よりもひと廻りも上やん。やっぱりお年寄りやで」
一句:お年寄り 経験豊富 知恵豊富
謎かけ:お年寄りとかけて、戯曲『かもめ』のロシアの作家と解く。どちらも(知恵豊富・チェーホフ)です