私は今日18日でいよいよ70歳になる。世間でいう古希である。
“コキ”…私は仕事人間で、体をコキ使ってきたので自分にふさわしい響きだ。
それに関節もコキ、コキと叫んでいるし…。
冗談はさておいて、昔は人生50年と考えられ、還暦の60才を迎えられる事が長寿の証(アカシ)と言われていた。
それが70才を迎えられたというのは、非常に稀(マレ)だという意味から、古稀を祝う様になったと言われている。
ここまで来られた私の人生も稀で、何度も精神的に落ち込んで、今こうして元気にいられるのが不思議なくらいだ。
両親や世話になった兄姉(ケイシ)との死別、離婚。その時に次女を手放した事。幾度かの商売失敗と多額の借金返済…。
しかし、それらよりも最も辛かった事は、若くして長女を亡くした事である。
暫らくは立ち直る事が出来なかった。仕事人間の私が仕事も手につかなかった。14年たった今でも引きずっている。
そんな私が元気でいられるのは天国の両親や兄姉、それと娘の応援があるからだと思う。
古希と言えば世間では「おじいちゃん」と呼ばれて当たり前の歳だ。
しかし、私にはそう呼んでくれる孫がいない。娘が生きていたら40歳、結婚して子供がいてもおかしくない歳なのに…。
いくら嘆いても娘がいなくてはどうしようもない。
それならば、いつまでも元気で生き抜き、天国からエールを送ってくれているみんなを安心させよう。
その為に、健康管理に勤めて体力の続く限り仕事をしたり娘のHPを更新して、元気な私を発信しようと思いを新たにした。