ハンカチ

　G君がポケットからハンカチを取り出した。

　ママ「G君、ハンカチを持ってたの？」
　客G 「あ、このハンケチですか？いつも持ち歩いてますよ」
　ママ「ハンケチ？今どきの若い子、ハンケチて言うか？」
　私　「今どきの若い子はハンケツや」
　ママ「確かにズボンをずらして半分お尻を見せてる子が…。半ケツと違う、ハンケチや」
　私　「自分みたいなんか？」
　ママ「何で私がハンケチやのん？」
　私　「中途半端にケチやから…」
　ママ「もう、半分ケチのハンケチと違う。ハンカチのハンケチや」
　私　「それはそうと、G君は幸せになれるなあ」
　客G 「何でですか？」
　私　「しあわせの黄色いハンカチて言うやん」
　客G 「これ、白いハンケチですよ」
　私　「しやけど、黄ばんでしわくちゃやん。しわよせの黄色いハンケチ…」
　客G 「ダジャレですか」
　私　「黄ばんでしわくちゃやから、ハンケチと言うたらアカンねん」
　客G 「何でですか？」
　私　「黄ばんでしわくちゃやから価値が半分や。半価値…ハンカチ…」
　ママ「もう、疲れるダジャレばっかり言うて！酸ケツになるわ」
　私　「上手い！オバハン勝ち。おばハンカチや」
　ママ「アンタには負けるわ」

　一句：ハンカチで　往時の王子を　思い出す　
　(斎藤佑樹がハンカチ王子として甲子園を沸かせた)
　謎かけ：ハンカチとかけて、激辛ラーメンを食べたと解く。どちらも汗(拭き・噴き)ます