●TBS『海に眠るダイヤモンド』
舞台は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島(軍艦島)と、現代の東京。神木隆之介が1950年代の端島に生きる主人公・荒木鉄平と、現代の東京に生きるホスト・玲央という、時代を超えた正反対の役柄を演じ分ける。
戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”と、現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を同時に紡ぐ、70年にわたる愛と青春と友情、家族の壮大なヒューマン・ラブ・エンターテインメント。
「軍艦島」というワードは時々耳にするくらいでいまいちピンと来てなかったけが、このドラマを通して炭鉱の厳しさや当時の人々の生活や思いなどが明確に表現されてすごく興味が湧いた。
物語の中でいずみ(宮本信子)が誰なのか探りながら見る序盤、端島を生きる鉄平たちがそれぞれ抱える問題や情熱と生活、生き方にとても心を揺さぶられた。
いずみの正体が分かってからは、端島閉山に向かうとともに鉄平たちの人生の向かう先にもドキドキした。特に兄の身代わりになってヤクザに命を狙われて逃亡生活を送った鉄平の苦労が痛ましい。
そして最終話、真っ直ぐで端島愛に溢れた鉄平の生き様や晩年を過ごした場所から見たスモスのシーンを見た瞬間に目頭が熱くなった。
今までは写真でしか知らなかったが、生きた端島が見られたのは新鮮だったし、キャストの皆さんも魅力的で毎週楽しみにしてたドラマで大河並みの壮大なスケールだった。
■主な出演者の似顔絵集⇒http://www.ainet21.com/nigaoe.htm
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