「眼ができた!」最も少ない2月に…日本の南で発達中
23日午前9時現在、台風2号は日本の南のマリアナ諸島近海で中心気圧955ヘクトパスカルの強い台風に発達した。気象衛星ひまわりがとらえた画像でも、中心で渦巻く眼がはっきりと見える。
気象庁によると、台風の中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径130キロ範囲では暴風が、その外側の半径440キロ範囲では強風が吹いている。
23日午前9時現在、台風2号は日本の南のマリアナ諸島近海で中心気圧955ヘクトパスカルの強い台風に発達した。気象衛星ひまわりがとらえた画像でも、中心で渦巻く眼がはっきりと見える。
気象庁によると、台風の中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径130キロ範囲では暴風が、その外側の半径440キロ範囲では強風が吹いている。
再び北海道を強い揺れが襲った。21日夜、胆振(いぶり)地方中東部でマグニチュード(M)5・8(推定)、最大震度6弱の地震が発生。札幌市でも震度5を観測し、厳寒のすすきのをパニックに陥れた。専門家はこの地震の兆候を事前にキャッチし、夕刊フジ「2019年新春特別号」(昨年12月29日発行)で警告していた。危険な兆候は、この北海道を含め南関東など全国5エリアに広がる。警戒してもしすぎることはない。
忘れたころに…とはまさにこのことだ。21日午後9時22分ごろ、北海道厚真(あつま)町で震度6弱を観測。道内で4人のけが人が出た。同町では昨年9月にも震度7(M6・7)の地震を観測しており、気象庁は一連の活動としている。
前回の地震との関連性から余震との見解もあるが、「そうではなさそうだ」と語るのは地震学が専門の武蔵野学院大学特任教授、島村英紀氏。「(昨年9月から)時間がかなり経過したうえ、震源が北に外れているため、本震の疑いがある」。しばらくは強い揺れが続くという。
実は夕刊フジの新春特別号で、大地震が発生しかねないエリアとして5つの地域を指摘。北海道胆振地方を含むエリアを「危険度3」とし、警戒を呼びかけていた。
同号の記事を監修し、地殻変動の分析を基に数々の地震予測を的中させてきた地震科学探査機構では、いま東京、千葉、神奈川、埼玉などを含む南関東・静岡エリアを「危険度5」として注視している。
同機構の会長で測量工学の世界的権威、村井俊治・東大名誉教授は「このエリアでは高さと水平方向に異常変動が集中している。伊豆半島、御前崎などが沈降し、駿河湾の沈降は徐々に面積を広げ、静岡県東部にひずみがたまっている」と危ぶむ。
大阪を含む南海・東南海エリアは「危険度4」で、「(高知県の)足摺岬や室戸岬、(和歌山県の)潮岬にかけて駿河湾ほどではないにしても沈降が起きている。中国(沈降)と四国(隆起)の間はひずみがたまり、紀伊半島や紀伊水道、瀬戸内海周辺まで危険だ」(村井氏)。このほか、東日本大震災エリアと南九州は「危険度3」だ。