「4本足のクジラ」ペルー海岸で骨が見つかる「水陸両生の証拠」
南米ペルーの海岸で、約4300万年前に生息していたとみられる4本足を持つクジラの骨が発見された!ひづめのある足の骨には、ビーバーやカワウソそっくりの水かきがついていた可能性が高く、現代のクジラの祖先が水陸両生生活をおくっていたことを裏付ける世界初の発見だという。
生物学専門誌『カレントバイオロジー』に今月4日に掲載された論文によると、ベルギー王立自然科学研究所のオリビエ・ランベール氏が率いる国際調査チームは、ペルー南部ビスコ近郊にあるプラヤメデイアルナ海岸を10年以上かけて発掘した結果、現代のクジラの祖先にあたる4本足を持つクジラの化石を発見した。