コスタリカで火球「火山カメラがとらえた」民家に隕石落下!流星群か?
中米コスタリカの上空で今月23日夜、巨大な火の玉が落下するのがあいついで目撃され、首都サン・ホセ郊外の民家の屋根を隕石が突き破った!この日は、「こと座流星群」がピークを迎えた時期にあたるため、地元の住民の間では「流星が落ちてきた」と信じている。
火球が現れたのは、現地時間23日午後9時7分〜9分ごろ、首都サン・ホセの北西30キロに位置するポアス火山と、東にそびえるトゥリアルバ山を観測する火山カメラが、暗闇を引き裂く閃光をとらえた。
ちょうどその頃、国境に近い同国北部のアラフエラ州サン・カルロス市では、警察や消防署に「激しい爆発音がして火球を見た」という通報があいついだ。住民のなかには、火山が爆発したと勘違いしたものもいたが、この不安はすぐに打ち消された。
その後、サンカルロス市をはじめ、周辺のアグアス・サルカス市などの民家から、「家の屋根に穴がいて、岩石が飛び込んできた」という通報が続いたという。
現在、地元の研究者が見つかった隕石の成分を分析中だが、ちょうど23日は、こと座流星群が見ごろだったため(日本では夜明け後で観測条件が悪かった)、アラフエラ州の住民の間では「流星が落ちてきた」と話題になっているという。