ハーベストムーン
雲の隙間から、シャッターチャンスでした。
札幌から車で、およそ1時間20分…後志の古平町です。釣り人たちが連日、遊漁船に詰めかけていました。そのワケは… 「撮ります?(ドサッ!)(すごいですね…沖合でこんなのかかるんですか?)」(釣り客) 釣ってきたのはクロマグロです。 「(すごく重そうですね)あ~ご苦労さんです。もっとでかいのあそこにいます。(まだいるんですか?)50キロくらいのが…」(遊漁船海友丸・堀米正之船長) 「2年くらい前から、けっこうマグロが入り始めて、とりあえず規定は30キロ未満はリリース」(遊漁船海友丸・堀米正之船長) 30キロ未満の小さなマグロは、リリースするのがルールです。この日、釣れたのは、30キロから50キロの大きなものばかりです。 「すごいです、沖合でも」「いやいやもう、大変です。慣れていないもんで。きょうはマグロだけですけどね、去年はシイラも釣れたし」(釣り客) シイラとは、南の海に多く生息する大型の魚。遊漁船でも、数日に1度、釣れるといいます。堀米船長によると、5、6年前からブリが目につくようになっています。マグロの回遊は、その影響もあるのでは、とみています。 「小さい魚をねらって、ブリを追っかけて食べたり、小魚を追っかけて食べたりしている、逆にマグロが多すぎると、イカもいなくなる」(遊漁船海友丸・堀米正之船長) 後志の沖でも釣れている、クロマグロ。さらに、意外な海域でも、目撃されていました。 オホーツク海の興部沖で、先月、撮影された動画です。小さめのクロマグロが、飛び跳ねています。 「(漁港から)30、40分(漁船で)走って、マグロをはねているところを見たり、跳ねて群れでいるのは結構珍しいこと」(興部町の漁師・坂本翔さん) 撮影したのは、興部町の漁師・坂本翔(さかもと・しょう)さん。この海域でマグロを見たのは、今年が初めだと明かします。 「(マグロがかかったらどうする?)30キロ未満は放流しないとダメという規則ですし、この辺で跳ねているのは、10キロのしかいないので」(興部町の漁師・坂本翔さん) 後志の沖だけではなく、オホーツク海にまで回遊しているクロマグロ。北海道の海に今、何が起きているのでしょうか? 「8月のお盆あたりから、気温が非常に上がりまして、その結果として海面水温が非常に高くなってきている。
ブリは海面水温で14℃~22℃くらい。クロマグロが16℃~22℃くらい。その水温の範囲をみますと…この(北海道の)海域全体にクロマグロやブリがいてもおかしくない」(函館頭足類科学研究所・桜井泰憲所長) 道内の海の状況に詳しい桜井さんが指摘したのは、やはり、海水温度の上昇でした。桜井さんは、こうした現象が続けば、この先、北海道の漁業や私たちの食卓にも、影響が出るとも話します。 「今までの『獲れる時期』が変わってくる。それから『獲れる魚』も変わることも頭におく必要がある。それに合わせて漁業自体も変えていかなければならない」(函館頭足類科学研究所・桜井泰憲所長)
9月1日午前、北海道函館港で魚が大量に死んでいるのが見つかり、市などが回収作業にあたっています。
魚が死んでいるのが見つかったのは、北海道函館市弁天町の西埠頭の岸壁などです。 9月1日午前10時ごろ、船着き場の海面などが体長20センチほどのイワシで埋め尽くされているのが見つかりました。 市の担当者:「数えたら何万匹ってイワシですから…」 函館市によりますと、これまでのところ毒物などが流出したとの情報は入っていないということです。
大量死の原因はわかっていませんが、海水温の上昇で酸欠状態となり死んだ可能性があるということです。 市では腐敗を防ぐため、回収作業を進めています。
この暑さで・・・・・・また明日も北海道は暑い
今夜から明日3日(木)明け方にかけては、日本海側ほど晴れて満月を見ることができそうです。 一方、暖かく湿った空気が流れ込む西日本から北日本の太平洋側では、残念ながら見えにくい状況となりそうです。ただ、雨雲の隙間から満月が顔を覗かせるかもしれません。 九州は台風9号の影響で北部中心に風のピークとなるため、満月が見えるか確認する場合は、安全な家の中から夜空を見上げてみてください。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけていました。 9月の満月は“Harvest Moon(収穫月)”といわれています。 農産物を収穫する秋にちなんで、この時期に見える満月をこう呼んでいたとか。同じまるい月でも、季節感が感じられますね。
月は自ら光っているわけではなく、太陽の光を反射することで輝いて見えています。 そして、太陽の光が当たっている月面の半球が地球から見てどちらを向いているかによって、三日月や上弦、満月、下弦など、見かけ上の形が変わります。 地球から見た太陽の方向を基準に、太陽の方向と月の方向の黄経差が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。 つまり満月は、地球から見て太陽と月が正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。
気象庁は2日、台風10号について「特別警報級の勢力に発達する恐れがある」と発表した。杉本悟史主任予報官は取材に対し、「これだけの台風が九州や四国などに接近することはそれほどない」と指摘。週末までに居住地のハザードマップや避難所を確認するなど、早めの対策を呼び掛けた。
気象庁によると、10号は5日には中心気圧930ヘクトパスカル、中心付近の最大風速50メートルに発達し、奄美から西日本に接近、上陸する恐れがある。日本の南の海域の海面水温が非常に高く、台風が発達しやすいと考えられる。
昨年9月に上陸した台風15号では、千葉県で送電用の鉄塔が倒れるなど強風による被害が出たが、杉本主任予報官は「その時よりも風速は強い」と強調。強風で高潮についても「極端な現象が生じる」と注意を呼び掛けた。
札幌西区の公園で1日朝、カラスの死骸が散乱しているのが見つかり、警察が出動する騒ぎになりました。一体、何があったのでしょうか。 規制線がはられ警察官の姿も。地面をよくみると、そこには何羽ものカラスの死がいが。
「カラスの死がいが見つかったのはこのあたりです。こちらの公園は周りが住宅街、日中は子供たちも多く集まります」 カラスの死がいが見つかったのは札幌市西区二十四軒の公園です。午前6時ごろ近くに住む女性から 「カラスが死んでいる」と警察に通報がありました。
警察官が駆けつけて調べたところ、10羽ほどの衰弱したカラスが見つかりうち5羽が死んでいました。カラスの専門家は。 (札幌カラス研究会 中村眞樹子さん) 「おそらく腸炎ではないか捨てられた。生ゴミを食べたのでは」 専門家は食中毒が原因とみられると指摘しています。カラスには目立った傷などはなく北海道がこのうちの3羽について鳥インフルエンザの簡易検査をしたところ陰性だったということです。
からすの死がい・・・?あまり聞いたことがない