カラス大量死の衝撃 札幌の公園に何が 一部の個体から「有機リン酸系の農薬成分」が検出
いったい何があったのでしょうか。 札幌市西区で相次いで見つかったカラスの死骸。 一部の個体から「有機リン系の農薬成分」が検出されました。 住民は「子どももいるので怖いなって思います」「気分的によくないよね…」と不安を口にした。 今月1日、9羽のカラスの死骸が見つかった札幌市西区の「二十四軒すずらん公園」。 公園の近くには小学校や保育園もある。 さらに、警察によると、きのう夕方には西区の発寒で1羽のカラスが死んでいるのを発見。 周辺の地域でこれまでに少なくとも26羽のカラスの死骸が確認されたという。 住民はこう話す。 「警察の方とかも来てくれてて、何回か話聞かせてくれということはされてます。公園で不審な方とかエサ与えた方とか見たことないかっていう話ですね」 「エサやりはいますよね、近所にね。そこにカラスがいくのは見ています。毎朝かはわからないけど、しょっちゅうじゃないかな」 一部のカラスの死骸から検出された「有機リン系の農薬」とはいったいどういうものなのか? 専門家は「神経系に作用して虫を殺す薬剤。間違って飲むとかなり命に関わる。まず出る症状は頭痛、嘔吐、めまい」と指摘する。 農業の現場で殺虫剤として使われる有機リン系の農薬。 カラスの死骸が多く見つかった公園では犬の散歩をする人や子供の姿も多い。 ペットや小さな子供が万が一口にしてしまった場合の危険性について専門家はさらに。 「基本的には体重当たりの量で規定されていくので、体重が小さいほど毒性は強くなる。当然子供は大人よりも体重が小さいので子供のほうが症状が重くなる」 警察や札幌市は、公園の近くに防犯カメラや注意をうながす看板を設置。 カラスの死骸を見つけても決して触らないよう呼び掛けている。
怖いですね子供が普通に遊ぶ公園でこんなことが起こるとは