筆の足跡

日々の出来事と趣味のお絵描きの記録です。

もみ紙作り

2009年01月15日 | 日本画・絵
もみ紙とは、えっと……文字通り麻紙を揉むんです。

日本画っていうのは、一般的には麻紙に描くんですね。
普通に描いたんじゃつまんないから、
その麻紙にちょっと細工をしようってわけです。

先生に「もみ紙したいんですけど」と言ったら、「僕したことありません~」と言われました。
「だってわざわざ作らなくても売ってますから」
なるほど、その通りです。正論です。
「でもやります!」と言ったら
「止めはしませんよ」と笑われました。

で、先生と相談して、まずは水に溶いた水干(すいひ)を塗って、それから練り胡粉を塗ることに。
乾いてから麻紙をしわしわに揉むと、皺になった部分の胡粉が剥がれ落ちて、
下の色がヒビのように表れるはず!
あくまでも予測です。なにせ先生やったことないし。
失敗したらそれも味ということで。



というわけで水干(群青と白緑)を乳鉢ですりつぶして水で溶いたものを塗りました。
一色じゃつまらないから、二色を適当にランダムに。



写真は三回重ね塗りしたものです。
水干ですから、随分激しい色がでますね。
おかげで筆が染まってしまいました。(涙)
指も真っ青に染まりました。←絵具は指で溶くんです。



これだけで二時間。
今年初めての日本画教室は終わりです。
次回は胡粉を塗って、しわしわに挑戦します!

ちなみに、先生に「青いビン」の下図を見せたら、ちょっと苦笑いしつつ、
「いろいろなことに挑戦するつもりで描きましょう。
今までみたいな描き方はしないと考えたほうがいいですよ。
これがうまく完成できたら、◯◯さんはちょっと脅威な存在になるなあ」と。
ではでは、ちょっと「脅威な存在」とやらに挑んでみましょう!
(自滅したりして……)