「kagerou」です。
図書館で予約して約2年、やっと来ました。
ポプラ社小説大賞を取った水嶋ヒロのデビュー作ですね。
どうでしょう、よく出来ていると思いますよ。
まあ、テーマ自体はありきたりな感じがします。←何日か前に同じことを娘と話していた
文章に個性が感じられません。←これが作家の芯なんだけど
登場人物に魅力がないのも気になります。←ていうか、それダメでしょ
良いことと言えば、読みやすい←2時間あれば読み終えます
ということで総評は、買わなくてよかった、ですね。←ぜんぜんよく出来てないってことじゃん(笑)
ところで高村薫「黄金を抱いて翔べ」が映画化されますね。
こちらは高村薫のデビュー作で日本推理サスペンス大賞を取った作品です。
デビュー作なのに、この練り上げられた話の面白さ、緻密な状況描写、
そして何よりも登場人物たちの魅力。
同じデビュー作なのに、この濃度の違い、完成度の違いはなんだう、と思ってしまいました。
幸田とモモをどう描くのか楽しみです。
まさか原作通り(文庫版)に腐ってくれているとは思えないけれど、
モモ役がチャンミンっていうのがね、ちょっと美しいですね、ふふふ。
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