筆の足跡

日々の出来事と趣味のお絵描きの記録です。

妄想 もも(下書き)

2009年01月16日 | 日本画・絵


『こんにちは「もも」です。
俗称です。
わけあって本名は名乗れません。
北からも南からも公安からも追われている身なので。

高村薫先生の「黄金を抱いて跳べ」の中で暮らしております。
ちなみに「黄金……」は、みんなで金塊を盗もうぜっていう話しです。
僕の役割は爆弾を作ることです。わりと得意です。

わけあって女装しています。
ピンクのダウンジャケットなんか着てますけど、僕の趣味じゃありません。
だいたいピンクのダウンって……、女の子でも着ないと思うんだけど、
たまに高村先生のセンスを疑いたくなります。

幸田さんが僕のこと気にしているなってことはとっくに気付いてました。
でも彼がすごくストイックでおまけにオクテだということもわかっていたので、
僕から迫って彼を押し倒しました』←最後の台詞は妄想!

「黄金を抱いて跳べ」の感想を書きたかったのですが、
ちょっとまだショックから立ち直れなくて、
「もも!もも!もも!」しか言えないと思うので
「もも」を妄想して描いてみました。

この後、これを別の紙にトレースして描きます。
色をつけるのか、モノクロでいくのか、まだ決めてません。


もみ紙作り

2009年01月15日 | 日本画・絵
もみ紙とは、えっと……文字通り麻紙を揉むんです。

日本画っていうのは、一般的には麻紙に描くんですね。
普通に描いたんじゃつまんないから、
その麻紙にちょっと細工をしようってわけです。

先生に「もみ紙したいんですけど」と言ったら、「僕したことありません~」と言われました。
「だってわざわざ作らなくても売ってますから」
なるほど、その通りです。正論です。
「でもやります!」と言ったら
「止めはしませんよ」と笑われました。

で、先生と相談して、まずは水に溶いた水干(すいひ)を塗って、それから練り胡粉を塗ることに。
乾いてから麻紙をしわしわに揉むと、皺になった部分の胡粉が剥がれ落ちて、
下の色がヒビのように表れるはず!
あくまでも予測です。なにせ先生やったことないし。
失敗したらそれも味ということで。



というわけで水干(群青と白緑)を乳鉢ですりつぶして水で溶いたものを塗りました。
一色じゃつまらないから、二色を適当にランダムに。



写真は三回重ね塗りしたものです。
水干ですから、随分激しい色がでますね。
おかげで筆が染まってしまいました。(涙)
指も真っ青に染まりました。←絵具は指で溶くんです。



これだけで二時間。
今年初めての日本画教室は終わりです。
次回は胡粉を塗って、しわしわに挑戦します!

ちなみに、先生に「青いビン」の下図を見せたら、ちょっと苦笑いしつつ、
「いろいろなことに挑戦するつもりで描きましょう。
今までみたいな描き方はしないと考えたほうがいいですよ。
これがうまく完成できたら、◯◯さんはちょっと脅威な存在になるなあ」と。
ではでは、ちょっと「脅威な存在」とやらに挑んでみましょう!
(自滅したりして……)

青いビン

2009年01月12日 | 日本画・絵


今度描こうと思っている日本画の下図です。
下図ですので、いいかげんに描いてます。
とりあえず、色とか構図とかがわかればいい、という程度。

ああ、でもこれは大変そうだなあ。
青って表現するの難しいんですよね。
しかもビンの透明感(汗)
いやいやそれ以前にビンですよ、ビン。

先生に相談して大変そうだったらやめよう。
自慢じゃありませんが、根性ありません。

一応予定では、大きさは4号。
一応予定では、今回はもみ紙に挑戦したいと思ってます。

ああ、ビン大変そうだな~。
やっぱ、やめようかな~。

西田東「LIFE,LOVE]

2009年01月10日 | 本・漫画・音楽


西田東「LIFE,LOVE 」

表紙のかっこよさに惹かれて買ってみました。
初めて読む漫画家さんです。
(まあ、わたしの場合ほとんどどの漫画家さんも初めてですが)

どう見ても「萌え」の要素はありません。
出てくる男たちみんなウドの大木みたいにでかいし、みんな馬面だし、
目なんかほとんど三本線(二重の線と、上瞼、下瞼)
しかも目を閉じると二本線。
当然表情だって愛くるしくなんかないし、愛についていじらしく悩んだりしません。
まあ、話しが話しですから。←マフィアがからんできます。

でも、これはいい!すごっくいい!
きらっきらも胸きゅんもないけど、とにかくいい!
大人の男の色香で満ちている。(決して美少年のボディーシャンプーの香りなんかしない!)
たかが三本線の目が、何も語っていないようでいろんなことを訴えています!
あの目で睨まれたら(いやいや、見つめられたら)瞬時にフリーズでしょう!
本当に素敵な男たちです。

一巻はアメリカが舞台。
マフィアの下っ端のジャックと、政治家である義父の秘書を務める新海隆裕。
誘拐された新海を、ジャックが自宅アパートで監禁することに。
ハラハラ、ドキドキのストーリー展開の中、ふたりは自覚することなく惹かれあっていくわけで……。
馬面男なんてぜんぜん好みじゃないのに、気がついたら夢中です。

脇役もいいです。
マフィアの愛人アニタも、新海の父親も、いい味出してます。
二巻目は日本が舞台になるのでしょうかね。
自分の人生に夢も希望も持てないジャックが、
新海と関わることでどう変わっていくか、すっごく楽しみです。

あまりに面白かったので「願い叶えたまえ」全三巻も買ってみました。
うん、面白かったです。
不器用な男たちにときめきました。

西田さんはやくざものが得意なのでしょうか。

明日は雪?

2009年01月08日 | 日常




今朝の空。
それは見事な飛行機雲!
飛行機雲ができると翌日は雨っていうけど、
こんなに晴れていて、こんなに暖かくて、なのに雨?
いや、それはないでしょ、と思っていたら、
夕方の天気予報で、「明日は雪」だと言っていました。

雪です、雪!しかも大雪!

あしたは車で行くところばかりなのに(涙)
もちろんノーマルタイヤです。
早起きしなくては……。
車が雪に埋もれてたらどうしよ~。←埼玉でそれはないか。
とりあえずペットボトルにお湯入れて、
フロントガラスだけでも救出しよう!って今日ペットボトル、ゴミに出したばっかりだし!
こうなったら魔法瓶か?
雪に弱い、元雪国住人です。

最近ちょっと忙しくて、まともなアップできないかも。←読まなければいけない本と漫画が……。
絵も描きたいのに、時間が~!


日の出ハイム「針のかたなと御器のふね」

2009年01月06日 | 本・漫画・音楽


日の出ハイム「針のかたなと御器のふね」

タイトルからわかるように一寸法師を元にしたお話。
ただし子供向け童話のほうではなく原典のほう。
時代はきらびやかな平安時代。
ほとんど男しか出て来ないけどきらびやかです。美しいです。

日の出ハイムさんの作品で今まで読んだ中では、これが一番好きです。
(といっても大して読んでいるわけではありませんが)

主人公の兵九郎がとにかくかわいいです。←一寸法師役
抜け目ないようで、しっかり抜けている憎めない性格←世間知らずの田舎者ですから。
異端な容姿ゆえにけっこう重いものを背負って生きてきたはずなのに、
とっても澄んだまっすぐな目をしております。ぐっときます。
スモール兵九郎がお椀を背負った姿、愛いです!←重いものってこれか?
水干(すいかん)姿萌え!
手乗り兵九郎、我が家にも一つ欲しいっす!

そしてここでいい味だしているのが、兵九郎が手なずけようとした相手、藤原琴平。
帝の血を引く高貴なお家の美青年。
これが抜けているようで、あなどれない人物で。
世間知らずの兵九郎のこと、すっかり手玉に取られてしまうんですが、
この青年も良い男です!

つまり良い男ばっかりなわけで。
良質な御伽草子を読んでいる気分になります。

ただひとつ不満を言うとしたら、「なんでキスだけなんですか!!」
その後は?その後は?
ああ……!不完全燃焼!
勝手に妄想してくれってことですか?
しますとも!って、どっちが「受」でどっちが「攻」なんだろ???

このコミック、帯に4コマ漫画ついてます。
しかも表紙カバーを取るとそこにも漫画が!
とってもお茶目なコミックです!

日の入 日本画バージョン

2009年01月05日 | 日本画・絵


昨日の日の入の写真で思い出したのが、この絵。
そういえばこんなものも描いたなあ、と。
すっかり納戸の隅に追いやって忘れておりましたわ。
確か3年ほど前の絵です。
めちゃくちゃ苦労の後がわかりますねぇ……。
空が思うようにいかなくて……。

わたしにしてはめずらしく風景画です。
もっと幻想的にしたかったんですけどね、その頃教わっていたのが芸大出の先生で、
雰囲気的にそういう絵は描いちゃいけないような……。
正しい日本画を教えているんだから、まずはそれをマスターしてから、と言われているような……。
ただの思い込みなんですけどね。
ご本人「これは何だ?」というような前衛的な絵を描いていましたから。
ただ、やっぱ躊躇するんですよ、初心者の分際で、多くを望んではいけないんじゃないかって。
それがこの結果ですね。
あんまり好きじゃないので、納戸直行でした。←額にも入れてもらえてない(笑)

場所的には霞ヶ浦です。そこまで写真を撮りに行ってきました。
霞ヶ浦は広かったです。そしてなんにもないところでした。

あっ、なんか最近真面目でマトモなBlogっぽくありません?
いつまで続くか……ふふふ。

昨日の大河ドラマ「天地人」見ました?
見目麗しい男がいっぱいで目の保養になりました。
特に「喜平次」くん、かわいかったです!好みです!
男の世界が始まるんですね~、ああ、妄想癖が……。
で、今気になっているのが阿部龍太郎の「生きて候」。
豊臣政権末期のころのお話ですが、
歴史小説なのに、男同士のキスシーンが出てくるらしいです!
読んでみようかな、このシーンのために。←たった7行!

今度こそ日の入!

2009年01月04日 | 日常
元旦に日の入&富士山がうまく撮れなかったのでリベンジ!



お日様が隠れる瞬間!
そして富士山。



今度こそくっきり!



吹き荒む寒風の中、30分堪えて帰ってきました。
めっちゃ寒かったです!

明日から仕事です~。
一年に一回の非日常も今日でおしまいです 

初詣で

2009年01月03日 | 日常
昨日は大宮の氷川神社に初詣でに行って参りました。
三が日なんて混雑しているし、わたしとしては行きたくなかったんですけどね。
旦那が「行く!」と申しますので仕方なく。←拒否するとイジケル。
しかも「箱根駅伝見終わってから行く」などど宣いまして……。
その時間帯が一番混むんじゃ~!



参道入って少し行くともう渋滞の始まり。



桜門で足止め 



ようやく境内に入れたと思ったら、中のこの混雑ぶり!
しかも「祈祷してもらおうかな」なんて気軽に言ってくれて 
イジケルと手に負えないのであえてさからわない賢妻。
祈祷申し込みに10分、待合室で20分、拝殿に通されて10分、祝詞で10分。
全方からは氷川の森に戯れるカラスの大群のギャーギャー鳴く声。
後方からは賽銭箱に投げ入れられる小銭のチャリーンチャリーンと、拍手の音。
その喧噪の中で厳かに読みあげられる祝詞。
ありがたや、ありがたや~。



拝殿から出た時には、なんとなくあたりは薄暗くなっていました。
ああ、疲れた~。
なんで隣り駅の神社に行って帰るのに3時間もかかるんじゃ~!
だいたい今日行く必要ってあったの!?←旦那の休みはあと二日ある。
あんなに祈祷する人がいたら、神様絶対聞き逃しているよ。
住所だって省略されちゃったし……。
もうイライラの初詣でした。
神は新年早々「忍耐」という言葉を妻に諭したに違いない。
今年も「忍耐」で頑張るぞ!←大した忍耐じゃないだろ!

ちなみにおみくじは「吉」でした。←「吉」以下は引いたことがない。
旦那は「平」……? 
「平」って何?初めてみました。←彼は「吉」を引いたことがない。

ところで、「はつもうで」を漢字変換したら「発毛で」になりました。(笑)

初日の入

2009年01月02日 | 日常


初日の出を撮るのはとってもムリなので、初日の入を撮りに行きました。
(と言ってもお日様はとっくに落ちていますね~  )
撮影場所は荒川河川敷。←車で20分ほど。
一昨日大晦日の夕方はとっても綺麗な富士山がくっきり見えたのに、
昨日は雲がかかっていてうっすらとしか見えませんでした。
ちょっと手振れっぽくてすみませんが(汗)なんとなく見えません?



風が吹いて(さすが河川敷、風が強い)寒かったのでさっさと帰ってきました。
(それでも日が暮れるのを30分は待っていました!)

夕焼けを見るたびに頭の中に流れるのがRADWIMPSの「バグッバイ」
(ようするに晴れている日の夕方、わたしの頭の中はいつでもバグッバイ)

『夜明け告げる朝に夕焼けを見せたげたい
 きっと惹かれ合って きっと恋に落ちるよ』

あのトボケた顔でこんな素晴しい歌をつくる洋次郎、好きだ~!
(なんかお正月からテンション高いな~)

ところで、わたしの脳内では、
「朝」くんも「夕焼け」くんも(擬人化するな~!)どっちも男の子。
どっちが「受」でどっちが「攻」なのかはまだ結論が出ませんが……(結論出すな~!)
いいなあ、うん、いいよ。
なんかとっても切ない恋になりそうで。
(お正月から腐りまくりですみません  )