クッキーのブログ

我家のマスコット犬周辺のできごとを徒然なるままに

【号外5】 国会図書館

2006年09月10日 | 【号外】

私は、仕事の都合で図書館をよく利用する。
公立図書館、大学図書館や国会図書館である。
昨日は国会図書館へ行った。
ある専門書の閲覧が目的である。

図書館であるから、他の人が利用していることがありうる。
私は前日に書籍の有無を確認しておいて、当日閲覧できなかったことはなかった。
行けば閲覧できるだろうと、軽く考えていたのだ。
ここに私の甘さがあった。

閲覧書籍をPCからエントリーすると、「利用中です」の表示がでるではないか。
仕方がない、少し待つとするか。
念のため係りの人に確認した。
すると、
「今日は、この本は利用できません。」
「どうしてですか?」
「システム上、そうなっています。」

どうも、こういうことらしい。
もしある人が、図書を全文複写(←これは著作権法違反)したいとする。
しかし、1日50ページまで且つ全文の1/2までの制限がある。
そこで、一旦退館し、再度別人として入館し、複写できるとしたら、
著作権保護が骨抜きになってしまう。
そこで、その日に一度閲覧利用された書籍は、再度利用できないようにする
ことで対処しているらしい。

つまり、利用者の便宜よりも、著作権保護を優先させているのだ。
本来はすでに本は書庫に戻っていて、閲覧要求に対応できていたかもしれない
のにである。

なんということだ。
もし、再入館者等による不正防止なら、入館時に発行する入館カードと、
身分証明書の照合チェック等、対応方法は他にもあるように思えるのだが。

ちなみに事前調査で、他の公立図書館、大学図書館に蔵書はなく、絶版と
なっている3年前発行の本であった。
念のため、神保町の明倫館にも寄ったが徒労であった。


今度は、開館と同時に入館してやろう。

(やまざくら)

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5 コメント

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絶版の本 (らずむっち)
2006-09-11 21:59:08
ずっと前に、絶版になった本が

どうしても読みたくて、

発売元の出版社に電話したことがあります。

そうしたら、

「会社用の在庫ですが、あなたのような人が

持ってくれているほうが、本もよろこびますから」と言って、その本をもらったことがあります。

夢のような話ですが、ほんとの話です。
返信する
値段が・・ (cookie1228)
2006-09-12 23:28:44
理工学書では、絶版はよくある話です。

ただ、値段が7万円以上もする本となると、おいそれとは買えません。



勿論、出版社に聞きましたが、

「CD-ROM版」を2割引きでと言われてしまいました。

やっぱり、図書館で閲覧するしかないかと、

思ってます。



次に目を附けている本は、15万円近くします。なんでそんなに高いの!







返信する
興味があって・・・ (hihitera)
2006-09-13 00:50:30
閲覧制限があるなんて知りませんでした。

興味があって、調べてみました。



「全文の半分まで」は判例のようですね。

「50ページまで」は同館の内規のようなものでは・・・

入館カード自体は、1人で複数枚の所持が可能ですよね。

横浜市立図書館は、複写制限をしていないとの情報がありましたが。



それにしても、ご主人はどんな方でしょうか?

返信する
複写制限 (cookie1228)
2006-09-13 04:07:04
複写50ページというのは、勿論、国会図書館の内規です。



東工大が最もオープンなので良く行きますが、複写ページ数制限は緩やかです。

(というのも、自分でコピーできるので、一応複写申請書を提出しますが、事実上ノーチェックです)

東工大のいい点は、理工学系雑誌、各学会誌及び、米、露の学会誌の蔵書が豊富な点で、大きな魅力です。



東大はコピーも係りの人が行います。だからページ数制限は厳格でした。(1/2まで)

博士論文閲覧も専用の部屋で、手袋をして閲覧しなければなりませんでした。(但し論文作成者の閲覧承諾書は不要)



早大の博士論文閲覧は、なんか一般書籍に準じているようで、これでいいのかと思ったものです。(但し論文作成者の閲覧承諾書が必要でした)



図書館も、いろいろと個性があります。

国会図書館は、勿論貸し出しはしませんが、特定の図書館へ貸し出すことは可能です。

(最長1ヶ月)だから、(所定の手続きをして)その図書館へ通い詰め、閲覧することは可能です。



それと、私はフツーの(定年まじかの)会社員です。



返信する
ご丁寧な・・・ (hihitera)
2006-09-13 06:01:33
申し訳ないほどのご丁寧なコメントを頂き、恐縮です。

ありがとうございました。

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