私は、仕事の都合で図書館をよく利用する。
公立図書館、大学図書館や国会図書館である。
昨日は国会図書館へ行った。
ある専門書の閲覧が目的である。
図書館であるから、他の人が利用していることがありうる。
私は前日に書籍の有無を確認しておいて、当日閲覧できなかったことはなかった。
行けば閲覧できるだろうと、軽く考えていたのだ。
ここに私の甘さがあった。
閲覧書籍をPCからエントリーすると、「利用中です」の表示がでるではないか。
仕方がない、少し待つとするか。
念のため係りの人に確認した。
すると、
「今日は、この本は利用できません。」
「どうしてですか?」
「システム上、そうなっています。」
どうも、こういうことらしい。
もしある人が、図書を全文複写(←これは著作権法違反)したいとする。
しかし、1日50ページまで且つ全文の1/2までの制限がある。
そこで、一旦退館し、再度別人として入館し、複写できるとしたら、
著作権保護が骨抜きになってしまう。
そこで、その日に一度閲覧利用された書籍は、再度利用できないようにする
ことで対処しているらしい。
つまり、利用者の便宜よりも、著作権保護を優先させているのだ。
本来はすでに本は書庫に戻っていて、閲覧要求に対応できていたかもしれない
のにである。
なんということだ。
もし、再入館者等による不正防止なら、入館時に発行する入館カードと、
身分証明書の照合チェック等、対応方法は他にもあるように思えるのだが。
ちなみに事前調査で、他の公立図書館、大学図書館に蔵書はなく、絶版と
なっている3年前発行の本であった。
念のため、神保町の明倫館にも寄ったが徒労であった。
今度は、開館と同時に入館してやろう。
(やまざくら)
どうしても読みたくて、
発売元の出版社に電話したことがあります。
そうしたら、
「会社用の在庫ですが、あなたのような人が
持ってくれているほうが、本もよろこびますから」と言って、その本をもらったことがあります。
夢のような話ですが、ほんとの話です。
ただ、値段が7万円以上もする本となると、おいそれとは買えません。
勿論、出版社に聞きましたが、
「CD-ROM版」を2割引きでと言われてしまいました。
やっぱり、図書館で閲覧するしかないかと、
思ってます。
次に目を附けている本は、15万円近くします。なんでそんなに高いの!
興味があって、調べてみました。
「全文の半分まで」は判例のようですね。
「50ページまで」は同館の内規のようなものでは・・・
入館カード自体は、1人で複数枚の所持が可能ですよね。
横浜市立図書館は、複写制限をしていないとの情報がありましたが。
それにしても、ご主人はどんな方でしょうか?
東工大が最もオープンなので良く行きますが、複写ページ数制限は緩やかです。
(というのも、自分でコピーできるので、一応複写申請書を提出しますが、事実上ノーチェックです)
東工大のいい点は、理工学系雑誌、各学会誌及び、米、露の学会誌の蔵書が豊富な点で、大きな魅力です。
東大はコピーも係りの人が行います。だからページ数制限は厳格でした。(1/2まで)
博士論文閲覧も専用の部屋で、手袋をして閲覧しなければなりませんでした。(但し論文作成者の閲覧承諾書は不要)
早大の博士論文閲覧は、なんか一般書籍に準じているようで、これでいいのかと思ったものです。(但し論文作成者の閲覧承諾書が必要でした)
図書館も、いろいろと個性があります。
国会図書館は、勿論貸し出しはしませんが、特定の図書館へ貸し出すことは可能です。
(最長1ヶ月)だから、(所定の手続きをして)その図書館へ通い詰め、閲覧することは可能です。
それと、私はフツーの(定年まじかの)会社員です。
ありがとうございました。