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クリエイト速読スクールブログ
自分が文章を正しく読めているのか
第70期文演(18/7/21~9/29)アンケートからです。
きょうは、2018-06-03「終業後に本を読む余裕が生まれた」のTさんです。
栃木から通っています。
Tさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 文演を受講した目的は2つあった。一つは文章を書くことが苦手であるのでそれを克服するため。私は小学生のときから文章を書くのが苦手に感じており、受講直前でも変わっていなかった。この文演を通じて少しでも苦手意識を払拭できたらと思い受講した。
もう一つは文章を正しく読めているか確認するため。読む速度については、クリエイトでのトレーニングを通して向上している。しかし自分が文章を正しく読めているのかについては、客観的に測定する機会がないため不安に思っていた。文演では宿題の要約があり、ちゃんと文章を読めていないと正しい要約を書けないと聞き、自分の読みを試すよい機会だと思い受講した。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 以前は気にも留めていなかった、他人のメールを観察するクセがついた(好奇心がわいてきた)。文演受講前は他人から送られてくるメールはサッと目を通して終わりだった。しかし文演を3回ほど受講したあたりから、仕事中にメールが送られてくると、つい他人の文章の問題点に目がいってしまう。逆に上手い人のメールの文面なども以前よりわかるようになり、真似したいと思うようになった。また自分が以前書いたメールを読んでみると、講義中に松田さんが指摘していたミスをそのままやっていて恥ずかしくなった。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」 宿題が出される前に松田さんの配った要約のポイントと、自分が線を引いた箇所はおおむね合っていた。そのため要約についても問題ないだろうと考えていた。まずは要約作成前に課題文の各見出しについて、キーワードの抜出しとまとめの作成を行った。ここまではさほど大変であると感じなかった。しかし、既定の字数まで削っていく段階になると、どうしても削れない文がでてきた。その時点では規定の字数を2割ほど超えていた。何度やっても納得がいかず、どこを削ったらいいのだろうかというのが率直な感想であった。
最終講義1週間前に受講者全員分の要約が配られた。帰りの電車の中で読んでみると、正直やられたと思った。一読しただけで自分の要約がまずいことはわかった。自分のものと異なり、スッと入ってきた要約があった。自分が削れなかった部分や冗長な言い回しを少ない字数で表現していたり、段落の1文目でその段落の内容を一言で表現できていた。だがどうすれば自分の要約が良くなるかについてはわからなかった。
A.3-2「授業後」 最終回で松田さんからご指摘をいただいた。解説を聞いた上で、他の受講者の要約と自分のものを比較してみた。自分の作った要約は他の受講生のものと比較するとキーワードの抜けがあった。要約作成前に作った各見出しごとのまとめでは、キーワードを拾えていた。しかし規定の字数に落とし込む段階で本文中のキーワードをバッサリ削ってしまった。これは正しい優先順位がつけられていなかったからだ。また、文章の一番大事な幹の部分をハッキリと読み取れていなかった。受験での国語の選択式問題によくあるような、問いが与えられ、それに答えるレベルの受動的な読み方はできるが、その文章を読んだことのない人に一から説明できるほど深く読むことができていなかった。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A. 4 受講前、文演では文章の書き方を習うのだと思っていたが、いざ受講してみると文章の読み方についても多く学ぶことができた。そして自分の読みがあまいと気づけたのは収穫だった。書くことに対する苦手意識は今回の受講ですべて解決とはいかなかった。だが以前と比較してまずい文章を見分ける力がついたので、遠いなか通った甲斐は間違いなくあった。受講前、10回毎のアンケートを書くのにも四苦八苦している自分が文演を受けるのは荷が重いのではないかと思っていた。確かに周りの受講生のレベルは高く、自分には少しレベルの高い話もあった。それでも学べたことは多くあった。文演で学んだことを生かすために、今回をスタートにして勉強を続けていきたい。=
もうすぐアラサーに入ります。
でも、落ちついています。
「10回毎のアンケートを書くのにも四苦八苦している自分」などと書いていますが、文演アンケート同様、速読アンケートもいつもマジメに書いてくれています(現在、速読受講42回(18/9/30))。
「自分の要約がまずいことはわかった」は、一人ひとりのよい部分と比較してのことですから大したものです。
文演は長い間使えるもの。
Tさんのような気持ちの熱いひとに、こちらからのちょっとした気分で勧誘しています。 真
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