視野が広がった感覚が掴めない

　Ｍさんは、今年2011年2月15日に入会した30代の社会人です。

　体験レッスンの受講目的は、「昨年1～3月頃通信教育にて受講し、小説を読む速度が増し、更に向上させたく来校しました」。

　 「通信教育」は、ユーキャンではないとのことでした（どちらか教えていただきました）。

　            「Ｍさんの体験レッスンの主なスコア11/2/12」たてサッケイド26 数字ランダム16・7 漢数字一行〇→165、三→104、一→86 たて一行ユニット31・32 スピードチェック21・22  ロジカルテストＡタイプ7/9（3分）10/10（3分） イメージ記憶20/40（2分）、37/40（2分） 初速500字/分

　Ｍさんの初速500字/分は速くはありません。

 ただ、初速で計測したのは、「通信教育」で「読む速度が増し」た「小説」ではありませんでした。

　　   　   「Ｍさんの体験レッスンアンケート11/2/15」・体験レッスンを受講し、速読そのもののトレーニングに興味を覚え、更に継続したいと思いました。・社内でペーパーレスが導入されています。メールや資料の作成等で文章の読む速度、内容の理解力が高められれば業務効率が向上し、余った時間で違う業務に取り組むことが出来ると思って受講を決めました。

　Ｍさんは毎回毎回たんたんと、教室に通っていました。挨拶以外、こちらとことばを交わすことはありませんでした。

　  　       「Ｍさんの受講51回目の主なスコア11/10/21」 たてサッケイド53 数字ランダム24・26 漢数字一行〇→3,870 、三→1,230、一→140 たて一行ユニット54・61 スピードチェック29・30 ロジカルテストＢタイプ29/30（2分41秒）28/30（2分28秒） イメージ記憶25/40（45秒）、37/40（30秒） 倍速読書『仕事をしたつもり』1,600字/分 理解度Ａ「倍速読書訓練で自分のＡ読みの速度がどの程度か不明だったのが、割とわかる様になって来た気がします」

  イメージ記憶は次回から30秒30秒になります。イメージ記憶がよくできるため、倍速読書で『センセイの鞄』4,200字/分・理解度Ａ（受講27回目）や『青の炎』4,200字/分 理解度Ａ（受講35回目）があります。

　 以下は、Ｍさんの10回～50回目アンケートです。

　　　     「Ｍさんの受講10回目アンケート11/4/12」
　　　マイナス・かな、数字ランダムでなかなか視野が広げられない。漢数字一行も先へ進みづらい状態。

　　　　　プラス・小説や、ＰＣで資料を確認する際に、以前より更に速く且つ内容も理解出来ている。

　　　　　「Ｍさんの受講20回目アンケート11/5/24」
　　マイナス・視野がなかなか思うように広がった気がしない。その為ランダムシートトレーニング、たて一行ユニット、スピードチェックといったトレーニングで数値がほぼ横ばいの傾向にある。・シートトレーニングを出来ればもう少し長めに出来ればと思っています。

　　　　 プラス・明らかに読むスピードが上がっている。・更に内容も後から思い出してもほぼ合っている。・速度や理解度は、日々小説を読んでいるので、向上しているのがわかる。


　　　　     「Ｍさんの受講30回目アンケート11/6/24」
      マイナス・視野が広がった感覚が掴めない。

         プラス・特に進歩無シ。

　　　       「Ｍさんの受講40回目アンケート11/8/2」
      マイナス・視野が広がらない。・理解力が上がらない。・現状の自身のスキルと目標の位置付等。・サイト内で、出来れば、各トレーニングの意義は掲載されているが、受講回数に応じたトレーニングを数値化し、平均を出したより詳細を見れると、近い目標なりモチベーションの向上へとつながると思う。そういったものが無いため、自身の変化に気づかない。
         プラス・特になし。

　　　　      「Ｍさんの受講50回目アンケート11/10/18」
      マイナス・倍速読書トレーニングをしているとき、自分の理解度と実際の読む速度で、速度を重視して続けているのが、いまいち、理解度が薄い様な気がする。

         プラス・はっきりとした違い、何が以前と比較してスキルアップしているのか感じない。

   Ｍさんは50回アンケートを書き終え、講師に手渡しました。そのとき「更新します」と講師に。

　事務室での手続きは、たまたまこちらでした。

　『何か不満でもありませんか？』

　ふだん、こういう聞き方をしないのですが、ほとんど交流がなかったものでつい聞いてしまいました

　「こんなもんだと思います。こういうものは、かんたんによくなると思っていませんから。ブログも全部読んでいます。これからも続けていきます」

　思いがけない応えでした。なんでもかんでも表に出さないで、自身のなかで対応処理していく快男子でした。


　更新手続き時、 Ｍさんには『読解力がつきますから。受けたひとだけがトクしてますから』と、文演を勧めました。

 どういうわけか、理詰めなタイプほど文演を満喫します。今回の第56期文演も3回を終え、18人全員、3回とも定刻前にそろっています。　　真